家庭菜園をはじめる際、見た目のデザインだけでプランターを選んだりしていませんか? 実はプランター選びは、植えたい野菜の根が下に伸びるのか、横に広がるのかをきちんと知ったうえで、使い分けるのが大切なのだとか。最年少野菜ソムリエプロとしてメディアでも大活躍の緒方湊君に、野菜に合わせたプランター選びのコツを教えていただきました。
緒方 湊くん
2008年3月生まれ。8歳で野菜ソムリエ、10歳でさらに上級の野菜ソムリエプロの資格を最年少で取得。「いばらき大使」のほか、国の研究機関「農研機構」初の広報アンバサダーにも就任。https://www.hyponex.co.jp/yasai_daijiten/
ナス科の野菜は、深いプランターへ
「植える野菜を決めたら、その野菜がどのタイプかをしっかり確認することが大切です。トマトやなすなどのナス科の野菜は、根が下にまっすぐ伸びるので深いプランターを選ぶのが正解です。浅いプランターを選ぶと根が育たなくなってしまい、家庭菜園をはじめたけれど、上手に育たず”家庭菜園に向いていない?”と挫折することに」(湊君)
ウリ科、ユリ科の野菜は浅いプランターに
「ウリ科やユリ科などは、育っていくと根が浅く横に広がるため、これらを育てるときは、浅く広いプランターを選ぶようにするのが大切です」
袋のまま植えられるのも便利
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「プランターの準備が面倒な人には、培養土の袋に直接苗を植えて栽培する方法もあります。袋栽培に向いているのは、根がまっすぐ伸びるトマト、ごぼうなど。排水用の穴をあけ、苗を植えるだけで手軽にはじめられます」(湊君)
植えたい野菜が決まったら、根の伸び方がどのタイプかをしっかり確認してから家庭菜園をはじめれば、今度こそ上手に育てられますよ!
Mart春号 誰でも真似できる「育て方」「飾り方」 「おうち緑化」で癒される♡より
撮影/山下忠之 取材・文/酒井明子 構成/橋本嘉美(HEAVEN)