“おうち時間”という言葉がすっかり定着していますが、家事や育児、仕事でフル回転の毎日では、自宅で過ごす時間が増えても自由な時間はそれほど増えないと感じている人も多いのでは? そんな中でちょっとひと息つける“合間”時間は大切ですよね。コーヒーやお茶と甘い物を楽しむ人におすすめのアイテムをご紹介します。
コーヒー好きの人がコーヒーメーカーを購入したり、ジュースやスムージーをつくるためにミキサーやブレンダーを使うようになったり、お茶や紅茶を飲むために温度設定のできるケトルを新調したりと、おうち時間が増えたことでコーヒーブレイクやティータイムの過ごし方も変わってきているようです。
ボタン一つで本格的なコーヒーを楽しめます
中でもコーヒーにこだわりを持っている人はMart読者にも多い印象。カフェのようにハンドドリップや、コーヒープレスを使って淹れるものなど、楽しみ方も多彩です。豆の産地や焙煎の仕方などで風味や香りも変わってくるのも楽しいですよね。とはいえ、忙しい日々の中でゆっくりコーヒーに時間をかけるのは難しいし、カフェでゆっくりすることもできない…そんなことを思うことも。
コーヒーがもっと手軽になる一台。
好きなカラーを選んでインテリアとしても。
産地の違う豆の味を楽しめるのもいいですね。
UCCの「ドリップポット」は、カプセル式のコーヒーマシン。専用のカプセルには、産地や焙煎具合などの異なる10種類以上のコーヒーがあり、マシンにセットしたらボタン一つで美味しいコーヒーができあがります。
お好みのカプセルをセットするだけでOK
カプセルには1杯分ずつのコーヒー豆の粉末が密封されていて、開けた瞬間、コーヒー専門店やコーヒー豆店にいるような、深呼吸したくなる香りに癒されます。カップの蓋部分には湯量が書かれているので、それに合わせてボタンをON。ゆっくりと立ちこめる香りに、ホッとします。
アイスメニューに最適な湯量に設定される「アイスモード」
しかも抽出モードが選べ、「スタンダードモード」のほかに、香り高く濃厚な味わいに抽出する「ストロングモード」、アイスメニューに最適な湯量に設定される「アイスモード」もあり、その日の気分に合わせて選べるのもうれしいですね。ちなみに、カプセル以外のコーヒーの粉を専用フィルターに入れれば、カプセル以外のコーヒー豆でも抽出できるのもポイント。自分の好きなコーヒーもボタン一つで楽しめるんです。
急須で淹れたようなお茶の味わいを再現
自宅ではあまりコーヒーを飲まない人やコーヒーはちょっと苦手という人には、紅茶(アールグレイ)やジャスミンティー、煎茶のカプセルがあります。実は、このお茶がとっても美味しいんです!
カプセル1つで美味しいお茶が飲めます。
急須で淹れるお茶のように香りも味わいも豊か。
ペットボトルのお茶は飲む機会が多いですが、おうち時間ぐらい、お茶の香りに包まれながら一休みしたいと思うこと、ありませんか? お茶の香りはやっぱりリラックスできますよね。ドリップポットで淹れるお茶は、急須で淹れるお茶のようにカプセルの中で茶葉が躍り、蒸らす時間も計算されていて、香りも格別。ホッとできるお茶が味わえます。
茶葉それぞれの特徴を見極め、合組(ごうぐみ)、火入れ乾燥をすることで最適な味をつくりだしています。ちなみに、合組とは、異なるサイズや形状、味わいの荒茶を組み合わせるブレンドのこと。カプセルにお湯が注がれて抽出される一連の流れの中で、いかにまろやかでお茶の甘みや旨みが出せるかを考えられているんです。
香ばしさが感じられるほうじ茶が新登場
お茶派としては、緑茶、紅茶、ジャスミンティーのバリエーションしかないのは、少し寂しいと思っていましたが、5月26日にほうじ茶が新登場。このほうじ茶、静岡県掛川市で自然環境に配慮したエシカルな栽培方法「静岡の茶草場農法」で育てられた茶葉を100%使っています。「茶草場農法」は世界農業遺産にも選ばれた伝統的農法で、茶園の周辺にあるススキやササなどの草を刈って茶園の畝間に敷くことで、独特の土づくりができるのだそう。
こうして育てられた茶葉を使っているのが、新しく登場した「静岡まろみ焙じ茶」です。一般的なほうじ茶は、芳ばしさを立たせるために、強い火力で焙煎したり、香りが出やすい茎の部分を使うことが多いそうですが、こちらは深蒸し製法の茶葉を多く配合することで甘みや旨みのまろやかさが感じられます。
もちろん、焙煎工程にもこだわっていて、弱い火力で均一に火が通るように焙煎することで、旨みを包み込みながら芳ばしい香りを引き出しています。芳ばしさをほんのりした苦味のように思うこともありますが、「静岡まろみ焙じ茶」は芳ばしさの中に甘みが感じられ、口の中に広がる香りも爽やか。お茶といえば和菓子のイメージですが、こちらはバターのきいた焼き菓子やチョコレート系のスイーツなどとも相性がいい気がします。
静岡県掛川市の茶葉を100%使用。
茶草場の畝間にススキやササなどを敷く「茶草場農法」。
芳ばしい香りを引き出した「静岡まろみ焙じ茶」。
コーヒー派もお茶派も、いつでも簡単に美味しい飲み物が楽しめるのは、おうち時間の増えた今はもちろん、おうちで過ごすときには大切。毎日が忙しいからこと、きちんと息抜きしないとですよね。その日の気分で好きなカプセルを選んで、少しだけ上質のブレイクタイムを過ごしてみてはいかがですか?
公式サイト:https://www.ucc.co.jp/drip-pod/
取材・文/岡部礼子