「生トースト」とは、焼いてあるのに“ふわっと”“しっとり”、耳までやわらかい厚切りトーストのこと。2020年はこの新食感「生トースト」が来る!とMartは予想しました!パン本来の風味とじわっとしみ込んだバターのコンビネーションが生み出す究極の味わい、自宅でも楽しんでみませんか?
まずは口溶けなめらか&バターがジューシー♡な「バター生トースト」をご紹介。
その基本となる焼き方の極意をこっそり教えちゃいます!
【生トースト4つの極意】
①パンは味のついていないシンプルな厚切りを選ぶ
食パンはパン自体の味わいを生かしたシンプルなものが向いていて、4枚切り、5枚切りの厚切りをセレクト。保存は常温で密封するのがおすすめ。バターは塩分濃いめの発酵バターが合います。
②パンに水分をしっかり補ってから焼くことが大切
パンは1分1秒、どんどん水分が蒸発していくので、トーストする前に、食パンの表面に霧吹きで軽く水分を吹きかけてから焼くとよいでしょう。このひと手間で、ふんわりしっとり仕上がります。
③オーブントースターは予熱して短時間で焼く
オーブントースターを170~180℃で予熱したところに食パンを入れ、2~3分焼きます。ラップにくるんで電子レンジ500Wで10秒加熱しても、焼きたてパンの食感が戻ります。
④バターは後のせで1分蒸らし風味をアップ
表面に焦げ目がついていなくても、表面がぱりっとしていたらOK! バターはたっぷり20gを目安にパンにのせ、トースターの中で30秒ほど蒸らします。バターの風味が際立って美味!
ありそうでなかった「バター生トースト」が完成!
溶け残ったバターの香り高さ、美味しさに驚き!もっとバターを染み込ませたトーストがお好みの方は、焼く前にパンに切り込みを入れ、バターをのせて焼き、さらに”追いバター”をしても。
『生トースト』がさらに美味しくなる!
とっておきバターセレクション
最近は海外の有名バターだけでなく、個性豊かな国産バターも続々登場。塩気、風味、香りでお好みのものをスパイス感覚で選んでみては。
世界各国のロイヤルファミリーや三つ星シェフもご愛用
「エシレ バター」
クリームを乳酸発酵させてつくるバター。塩気は強くなく、クリーミーな口当たりやヨーグルトのような爽やかな酸味と香りが特徴的。100gブロック(有塩)¥970/片岡物産
牛乳の美味しさたっぷり!ガラスジャー入りのバター
「そらのミルクバター」
搾り立てのジャージー牛乳から脂肪分だけを取り出してつくった濃厚でクリーミーなバター。その名のとおり、新鮮なミルクの風味豊かな優しい味わいは秀逸。150g¥ 1,945/丹後ジャージー牧場 ミルク工房そら
「カルピス」をつくる過程でできる白いバター
「カルピス(株)特撰バター(有塩)」
カルピス40本に必要な生乳からバター1箱がつくられるという超貴重なバター。雑味を感じさせないクリアな味、なめらかな舌触りとのびのよさが多くの料理人に支持されている。コクがありながらくどくないのがいい。450g ¥1,457/カルピス
バターのコクがありながらさっぱりした後味
「Ballantyne( バランタイン)」
いま話題のグラスフェッドバター。新鮮な牧草を食べて育った放牧牛から搾乳したミルクからつくられた無塩発酵バター。口の中に入れるとすぐに溶けていく、サラッとした食感は感動的。250g ¥1,800/琉球フロント
※価格は本誌掲載時のものです。
撮影/田中 慶、志波慎寿介 フードコーディネート/八代恵美子 撮影協力/パナソニック 編集・取材・文/atrio 構成/Mart編集部
Mart2020年1月号 感動の味!いまとろける「生トースト」が来ている! より
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