ホームベーカリーで焼きあがったパン、せっかくうまく焼けたのに取り出し方や保存に失敗したことはありませんか? この記事では、パンケースからパンをつぶさないように取り出すコツや保存法、手づくりパンを冷めても美味しく味わうためのコツをご紹介します。
パンケースからの上手な取り出し方
パンケースの周りを叩いて、横に振りながら滑らせるようにして出す
パンケースを横にして振りながら、まな板等の上に滑り出しましょう。ケース離れがよく、パンをつぶすことなく、きれいに形を保ったまま、パンを取り出すことができます。
まず、焼き上がって取り出したパンケースは鍋敷きの上などに2〜3分置いてから、パンケースの周りを叩いたら…
横にして振りながら、まな板等の上に滑り出しましょう。ケース離れがよく、パンをつぶすことなく、きれいに形を保ったまま、パンを取り出すことができます。
このミトンが優れものでオススメ!
みなさん、ミトンはどんなものを使っていますか?
ホームベーカリーの魔術師・八代さんのお気に入りはDAISO(ダイソー)で購入したアルミミトンだそうです。
「手に程よくフィットする手首までのこのサイズ感がホームベーカリーのパンケースの取っ手をつかみやすく、パンケースもしっかり持てるのでとても気に入っています。アルミコーティングされているので、当然熱さも感じません。私の教室の生徒さんにも大人気で、数組まとめ買いしてストックするほど♡」
DAISO アルミミトン
アルミコーティングだから熱くない
焼き上がったパンを上手に冷ますコツ
ケーキクーラーがなくても大丈夫!お好みのトレーの上に脚付き金網をのせて♪
焼き上がって取り出したパンはそのまままな板に置いておくこともできません。ケーキクーラーはケーキやクッキーなどを冷ますための網台のことで、この上に置くことでパンの粗熱を取りながら、下から風が通ることで蒸気をためずに手早く冷ますことができます。
「これもお値段が結構するものなので、私は100円ショップの金網で代用しています。お気に入りのウッドボードやトレーに金網1つ置けばいいだけなのでオススメです。焼きたてのトーストもこの上におくと湿らず、サクッと食感のままですよ!」(八代さん)
パンの保存法
基本は食べる分だけカットする
基本は食べるごとにカットすることをおすすめします。すべてカットして袋に入れておくとどんどん乾燥していってしまうので、必要な分だけカットして。
焼いた翌日に食べる予定があるなら…
ジッパー付きの保存袋に入れるか、強力なフードクリップでビニールの空気を抜いて封をし、常温保存で。常温保存したパンはトーストでも美味しいですが(焼き方は後述)、ビニール袋に入れて口を軽く折り込んで、電子レンジで10〜20秒加熱すると、焼きたてのようなふんわり食感がよみがえります!
すぐには食べない場合は…
なるべく早く、パンをカットして、1枚ずつラップにくるんで、数枚まとめてジッパー付き保存袋に入れ、しっかり空気を抜いて冷凍で保存しましょう。
冷凍したパンをトーストする時は…
自然解凍して、半解凍のままトースターで焼きます。
食べやすいサイズにスライスし、1枚ずつラップで包む。
ジッパー付き保存袋に入れてて空気を抜き、冷凍保存。
美味しくトーストする方法
常温で保存したパンを美味しくトーストするには、必ず霧吹きをして、予熱したトースターで焼くとさっくりしっとりした極上のトーストができますよ。
霧吹きはマスト。
トースターは予熱しておきましょう。
教えてくれたのは
八代恵美子/フードエディター
Martでは編集ライターとして活躍する傍ら、ホームベーカリー特集で有名店の食パンを再現するフードコーディネーターとしてもおなじみ。再現したパンはお店からもお墨付きをいただくほどの出来映え。自身が開催するホームベーカリーレッスンは告知公開と同時に満員になるほどの人気。機種を選ばず、焼き上げるレシピも好評。インスタでも数々のおうちパンを紹介している。
Instagram:@atrio_emy
HP:atrio-food.com
WEB構成/Mart編集部