家で過ごす時間が長くなる冬、料理家の真藤舞衣子さんに家族で楽しめる「家しごと」の魅力を教えてもらいました(前回の記事はこちら)。みそ作りは意外にも簡単だと語る真藤さん。冬に仕込むみそは「寒仕込み」と呼ばれ、ゆるやかに発酵するため、まろやかで深い味わいになそう。ジッパー付き保存袋を使って失敗が少ない作り方をご紹介します。
みそをつくってみよう
こねたり、発酵の過程を見たりするのが子どもにも楽しいみそづくり。ジッパー付き保存袋なら保管場所を取らず便利です。
材料(つくりやすい分量)
- 大豆… 400g
- 乾燥米麹…800g
- 塩…200g
つくり方
①大豆を一晩水に浸す
大豆は洗って水気を切り、ボウルに入れる。たっぷりの水を加え、約2倍に膨らむまで一晩浸す。水ごと鍋に移し、3時間〜煮る。煮汁は取っておく。
②麹に塩を混ぜる
別のボウルに手でもんでバラバラにした米麹と塩を入れて混ぜ合わせる。
③大豆と麹を混ぜる
①のやわらかくなるまで煮た大豆をほぼペースト状になるまで手でつぶし、②と混ぜ合わせる。
こねて球状にする
①の煮汁(200ml)を少しずつ加え、耳たぶほどの硬さになるまでこねる。直径約8㎝の球状にする。
このような味噌玉をつくる。
⑤ジッパー付き袋に入れる
④を手に打ちつけて中の空気を抜いたら、袋にたたきつけるように入れる。均一にならし、保管。
このように袋に入れて空気を抜く。
完成!
常温の場所に約6カ月置いたら完成。冷蔵室に移し、保存する。※約3カ月たって袋が膨らんできたら空気を抜く。カビがついたら箸などで取り除く。カビが多ければ新しい袋に詰めなおす。
みそを使ったアレンジレシピ2選
アレンジ①みそ玉
材料とつくり方
- みそ100gにだしパック1袋を混ぜ合わせる。切り干し大根、フリーズドライの青菜など好みの材料を適量入れて混ぜ、丸く成形してラップで包む。
- 椀に1を入れ、湯を適量注ぐ。
アレンジ②豆腐とアボカドのみそ漬け
材料
- みそ、みりん…各100g
- 豆腐…1丁
- アボカド…1個
つくり方
- みそとみりんを混ぜ合わせる。
- 豆腐はペーパーに包んで重しをし、約3時間水切りをする。アボカドは皮をむいて種を除く。
- 2をそれぞれ半分に切って①大さじ3〜4を塗ってポリ袋に入れ、1〜2日冷蔵室に置く。
冬の寒さを感じながら、ゆっくり仕込む過程も楽しめそう。市販のものとは一味違うおみそ汁を家族みんなで味わえたら、毎日の食卓も特別なものになりますね。
次回の記事では、料理に合わせやすいみかんジャムのレシピをご紹介します。お楽しみに!
撮影/山田 薫 ヘア・メーク/後藤若菜 スタイリング/岩﨑牧子 取材・文/高田真莉絵
Mart冬号『「おこもり週末」にハマる冬P a r t4 みそ、ジャム、甘麹 家族で楽しむ家しごと』より