野菜が嫌いな子どもに、「野菜を食べてね」と伝えても、なかなか食が進まない……。それなら、発想を変えて、野菜とふれあって、仲よくなることから始めてみてはいかがでしょうか?
普段野菜にさわる機会が少ない子どもにとっては、冷蔵庫から野菜を取り出して、さわったり、観察したり、においをかいだり、野菜と一緒に遊ぶだけでも特別な時間。遊んだあとは、一緒にお料理にも挑戦! 中村明花さんが教えてくれたキャベツを美味しく食べられるレシピも紹介します。
こんな遊びをしてみました!
「キャベツの葉は何枚あるか数えてみよう!」。数を予想して一枚一枚はがしていき、形や色などを観察してみました。大きな葉っぱからだんだんと小さな葉っぱが出てきて、最後はどんな形が出てくるのかにもワクワク!
「外側の葉っぱは、大きいねぇ!
はがしにくいようなら、芯の周りに包丁で切れ込みを入れてあげましょう。
「だんだんと小さな葉っぱが出てきたよ」
「赤ちゃんみたいなキャベツになっちゃった!」
遊んだあとの「キャベツ」で、こんなお料理をつくってみました!
◆スティックロールキャベツ
「スティックタイプのロールキャベツなら子どももお手伝いがしやすく、指先で巻いていく作業も楽しいみたいです。ちぎって小さくなってしまった葉も重ね合わせたら使えるので大丈夫」(中村さん)
【材料(3~4人分)】
- 春キャベツ・・・6~8枚
- 玉ねぎ・・・1/3個
- (A) 豚ひき肉・・・150g
- (A)溶き卵・・・ 大さじ3
- (A)片栗粉・・・小さじ2
- (A)塩、こしょう・・・各適量
- (B) お湯・・・150㎖
- (B)コンソメ(顆粒)・・・大さじ1/2
- 粗挽き黒こしょう・・・適宜
【つくり方】
※太字の部分は、子どもに手伝ってもらいやすい手順です。
- 春キャベツをむいてボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで8分加熱して粗熱をとる。
※春キャベツでない場合は、キャベツを丸ごとラップに包んで同様に10分加熱すると葉がはがれやすくなります。 - 玉ねぎをみじん切りにし、(A)を入れてこねる。
- 水気を切ったキャベツに2を棒状にのせ、キャベツの両端を折ったら手前からクルクルと巻いて細長い形にし、耐熱容器に並べる。
- 混ぜた(B)を3にかけ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで6~8分加熱する。お好みで粗挽き黒こしょうをかけて完成。
現在発売中のMart春号では、他にも親子で野菜に楽しくふれあうアイデアをたくさん紹介しています。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
Mart春号『楽しみながら、苦手も克服できる⁉ 親子でワクワク! “野菜と仲よし”プログラム』より
撮影/中林 香 レシピ考案・フードスタイリング/中村明花 ヘア・メーク/久保フユミ(ROI) 取材・文/北川明子 編集/田島えり子