せっかくなら、体の内側から温めてくれる食材を使って、スープジャーで薬膳メニューにトライ! 薬膳料理研究家余慶尚美さんが考案した、体を温める食材を組み合わせるだけでOKの〝トマト&サケのチゲ〞レシピをご紹介します。
「トマト&サケのチゲ」レシピ
ピリ辛風味で食欲が進むあったかチャージスープ
薬膳で熱性、温性のある食材を組み合わせています。サケは体を温める食材。生が手に入りにくい場合は甘塩でもOK。しょうがや唐辛子は、いろいろな料理にプラスして体を温めて。
ho-onラタンジャー・グリーン 330ml ¥2,530(オルゴ) ステンレス製スプーン、フォーク・イエロー 各¥1,320(いろさじ)
【材料】(1人分)
ミニトマト……2個
まいたけ……30g
生ザケの切り身(または甘塩)…1切れ
酒……適量
木綿豆腐……40~60g
ごま油……大さじ1
しょうが……5g
塩……少々
だし汁……200㎖
唐辛子の粉(または一味唐辛子)…適量
ご飯……茶碗1杯分
黒いりごま……大さじ1
薬膳での熱性&温性食材はコレ
体を温めるサケとまいたけを組み合わせ、しょうがと唐辛子でポカポカ度をアップ。おにぎりに混ぜた黒ごまは血の巡りをよくして体を温めるので、スープと合わせることで相乗効果が望めます。
【つくり方】
1.ミニトマトは4等分に切り、まいたけは手で小さく割く。豆腐はひと口大に切る。
2.サケに酒を振る。
3.鍋にごま油、みじん切りにしたしょうがを入れて火にかける。しょうがに火が通ってきたらひと口大に切ったサケ、ミニトマト、まいたけを加えて炒め、塩で味を調える。
4.だし汁を入れ、煮立ったら豆腐、好みの量の唐辛子を入れる。
5.ご飯に黒ごまを混ぜ、おにぎりにして添える。
レシピを教えてくれた 薬膳料理研究家余慶尚美さん
©Shohei Yokoyama(t.cube)
《プロフィール》
美巡家、ヘアケアリスト(毛髪診断士)、和漢美容家。リンパドレナジストと国際薬膳師の資格を持ち、韓国料理をベースにした手軽につくれる薬膳料理を提案。主な著書に『髪トレ』(主婦の友社)がある。
押さえておきたいのは体を温める食材
「薬膳は奥が深く、難しい印象ですが、ここでは『五行』に注目します。『五行』は『寒』『涼』『平』『温』『熱』という5つの性質のこと。食材には、体を冷やしたり、温めたりする作用があるという考えです。これからの季節に意識したいのが『温』と『熱』。つまり、体を温めてくれる食材。温かいものを食べるだけでなく、食材を選ぶことで体の内側からも温めます」(余慶さん)
Mart2022年 1月号 簡単!満腹!あったかい♡ 「スープジャー弁当」が恋しい季節です より
撮影/楠 聖子 取材・文・コーディネート/岡部礼子 編集/高田愛子 構成/上原奈緒