科学の不思議を感じながら、楽しくお菓子をつくることができる「魔法のおやつ」。今回は太田さちかさんに、 大人もワクワクするレシピの数々を教えてもらいました。 子どもに戻ったような気持ちで、大人も夏の自由研究をスタート!
固める材料の素材の特徴を理解して使い分けよう!
(左から)寒天、アガー、ゼラチン。ソブル 付出皿¥2,530(SOBAKAI)
動物性コラーゲンを抽出したゼラチンは、食感がやわらかく20℃まで冷やさないと固まりません。アガーは室温で固まり、透明感があります。つるんとしていて型から外しやすいのも特徴。同じく室温で固まる寒天は、歯ごたえがあるくらい硬い仕上がりに。
【寒天を使って】硬め派プリンレシピ
歯ごたえのある食感に!
ふっても崩れない!
材料(直径4㎝、高さ5㎝のプリンカップ4個分)
【プリン】
牛乳……250㎖
グラニュー糖……50g
粉寒天……8g
クリームチーズ……100g
卵……2個
バニラエッセンス……4滴
【カラメルソース】
グラニュー糖……50g
水……10㎖
お湯……10㎖
【デコレーション】
ホイップクリーム(市販品)……適量
さくらんぼ…… 4個
(下準備)
クリームチーズを室温に戻しておく。
【1】カラメルソースをつくる。鍋にグラニュー糖と水を入れて弱火にかけ、好みのカラメル色になったら火からおろし、お湯を一気に注ぐ。型に等分して入れる。
【2】 プリンをつくる。鍋に牛乳、グラニュー糖、粉寒天を入れて中火にかけ、焦げつかせないよう素早く混ぜ、一度沸騰させてから火を止める。
【3】 ボウルにクリームチーズと卵を入れて泡立て器で混ぜ、2を少しずつ加えながらさらに混ぜる。バニラエッセンスを加える。
【4】 漉し器で漉して型に流し入れ、冷蔵庫で1 時間冷やし固める。
【5】 型から取り出し、ホイップクリームとさくらんぼを飾る。
教えてくれたのは
太田さちかさん
ケーキデザイナー、芸術教育士。日本とフランスで製菓と芸術を学び、子どもとママのためのアトリエ「My little day」を設立。「sachi & cakes」ケーキデザイナー、コラムニストとし ても活躍し、スイーツ関連の著書も多数ある。
『絵本のお菓子』 ¥1,760 (マイルスタッフ)
『ぐりとぐら』『ラプンツェル』など、51冊の絵本や昔話に登場するお菓子を再現したレシピを紹介。おうち時間に親子で楽しめます。
撮影/北川鉄雄 取材・文/酒井明子 編集/倉澤真由美 構成/長南真理恵
Mart2021年9月号 この夏、大人も自由研究しよう おうち時間が盛り上がる! 太田さちかさんの「魔法のおやつ」 より