火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術【サケのチャンチャン焼き風ほか】

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暑い日のお料理、今年は全部電子レンジに任せちゃいませんか? 電子レンジ調理の達人たちが教えてくれた少しのコツで、だいたいのものはレンチンだけでつくれちゃうんです。この記事ではMartistの滝野香織さんに教わった、家族に大人気のレンチンレシピをご紹介します。

余熱でバターを溶かしてコク増し!「サケのちゃんちゃん焼き風」


「フライパンだとゆすったり箸で動かしたりしたくなり、サケの身が崩れてしまいがち。レンジ調理は一気に加熱するだけなので、失敗なくつくれます。調味料はサケの上にかけて、しっかり味を染み込ませます」

材料(2人分)
生サケ …2切れ
塩、こしょう… 各少々
キャベツ… 1/8個(180g)
しいたけ… 2枚
にんじん… 1/3本(40g)
玉ねぎ… 1/2個(100g)
【A】 味噌… 大さじ2、砂糖 …大さじ1、みりん… 大さじ1、酒… 大さじ1、にんにく(すりおろし)… 1/2片
バター… 10g

つくり方
①サケは表面の水分をふいて3等分に切り、塩、こしょうをふる。
②キャベツはざく切り、しいたけは薄切りにする。にんじんは短冊切り、玉ねぎはくし形に切る。
③耐熱容器ににんじんと玉ねぎを敷き詰め、サケを重ならないように並べてAを混ぜたたれを回しかけ、上にしいたけとキャベツをのせる。
④ふんわりとラップをかけて電子レンジで7分加熱する。
⑤器に盛り、バターをのせて余熱で溶かす。

\ここがポイント♪/

サケを野菜でサンドして蒸し焼き効果を狙う
野菜、サケ、野菜の順にのせると、野菜の水分による蒸し焼き効果でサケの身がふっくら仕上がります。

刻んだブロッコリーがソース代わりに♪「ブロッコリーとツナのマカロニサラダ」


「じつは、ゆでブロッコリーが苦手な私ですが、細かくしてパスタソースにすれば食べられるので、マカロニサラダに応用しました。マヨネーズは熱いと分離するため、必ず冷ましてから最後の味つけをしてくださいね」

材料(2人分)
ブロッコリー… 1/4株(100g)
【A】サラダ用マカロニ( 4分ゆでタイプ)… 40g、ツナ缶(オイルごと使用)… 1缶、水… 150㎖、塩 …小さじ1/2
マヨネーズ… 大さじ2
塩、こしょう… 各少々
ミニトマト… 1個

つくり方
①ブロッコリーは細かく刻む。
②耐熱容器に①とAを入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで6分加熱する。取り出して熱いうちに混ぜ合わせ、再びラップをかけて粗熱が取れるまでおいておく。
③残っている水分を切り、マヨネーズを入れてあえ、塩、こしょうで味を調える。器に盛り、ミニトマトを添える。

\ここがポイント♪/

ブロッコリーは細かくしてソース状に!
ブロッコリーは穂先も茎も細かく刻むことでソース状になり、まんべんなく熱が回ります。

※使用した電子レンジはすべて600Wです。お使いの機器によって加熱時間は誤差があるので調整してください。

滝野香織さん

Martistとして活躍する管理栄養士。3人の子育てをしながら料理教室を主宰したり、企業へのレシピ提供を行っている。小さい子どもがいる家庭だからこそ、火を使わない電子レンジ調理を重視。

Mart2021年8月号
火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術 より

撮影/中林 香 レシピ考案・調理/滝野香織 取材・文/富田夏子 編集/永島 大

 

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