お弁当づくりは人生の縮図⁉ 宮崎謙介さんの「ボロネーゼリメイク弁当」

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宮崎謙介さんに、簡単で美味しい“お残しゼロ”のお弁当を教えていただくシリーズ第2回めは、前日の夕飯の残りを使うアイデア。手際よく作業しながらおっしゃった「合コンとお弁当づくりは、人生の縮図」というお言葉(笑)。今回は、ちょっぴり刺激的なお話も伺いながら、愛情たっぷり弁当の極意を教えていただこうと思います。

野菜嫌いな子も食べてくれる
「みじん切り」レシピは使える!

宮崎家のボロネーゼは、みじん切り野菜をたっぷり隠し入れたもの。「息子が苦手な野菜も、小さく切って煮込んでしまえば気づかれないんです。せっかくのお弁当、しっかり栄養をとってもらいたいけれど、息子には楽しく食べて欲しい。気分よく、気づかないうちに美味しく食べられる“みじん切りボロネーゼ”は使えますよ!」。夕飯時に多めにつくり、冷凍しておき、朝使うときに、電子レンジで解凍するのだそう。

「お弁当を詰めるときは、大物から」が、宮崎さん流。お当箱の中心となる大物の位置を決めてから、全体のバランスを見るのだそう。ここから、彩り、味のバランスを考えていくと失敗しづらいのだとか。

合コン&お弁当テク①
「全体をふかんで見ること」が大切

「学生時代の合コンの話ですが……」と断りを入れながらも、「真面目な意味で、あの経験は、人生にとってとても大切なものでした」と語る宮崎さん。「合コンは、その場にいる全員が楽しいと思ってもらうことが重要。話に入れていない人、つまらなさそうにしている人がいないか、ふかんで見て声をかけて盛り上げることが大切です。そうすることで、また行きましょう!と次を楽しみにすることができる。お弁当も同じなんです。全体をふかんで見て、全部美味しく食べてもらいたい。そして、翌日のお弁当も楽しみにしてほしい。ふざけているようですが、合コンとちょっと似たところがあります(笑)」。

おかずは時短で仕上げる!
レンジで「即席玉子フィリング」

サンドイッチの具材にもなる、玉子フィリング。本来のつくり方は、卵をゆで、殻をむき、フォークなどで潰しますが、宮崎さん流はレンジ使いで大幅時短。生卵を耐熱容器に割り入れ、黄身にフォークなどで穴をあけ、ラップをし、電子レンジで1分ほど加熱。フォークでざくざく潰して、マヨネーズであえて完成です。

フタ裏につくのを回避!
マヨネーズは野菜裏につける

以前のお弁当レシピでも紹介しましたが、開けたときのフタ裏対策には結構気を遣っています。例えばこちらは、ブロッコリーにつけるマヨネーズ。裏側に少しつけることで、フタ裏が汚れるのを避けられます!」

合コン&お弁当テク②
「前向き思考」は常に意識!

「『美味しかったよ、パパ!』と空っぽになったお弁当箱を持って帰ってきてくれると、とても嬉しくなります。でも、僕もいろいろ実験的につくっていることもあり、息子の苦手な味になってしまうことも……。そういうときは、『どこが苦手だった?どんな味が好き?』など、ちゃんと話をします。食べてくれなかったな……とネガティブになるのではなく、食べてもらえるよう、楽しい気持ちにもっていくんです。これは、結果がわかりやすい合コンも同じ。ちょっとうまくいかなくても、次への対策をたてればいいんです」とのこと。

完成!
今日も“お残しゼロ”でありますように!

「いってらっしゃい」を大事にしている宮崎さん。今日も「お弁当を楽しく食べてくれるといいな。いい一日にしてくれるといいな」と、送り出しているそうです。赤、黄色、緑の彩りもばっちり。皆さんも是非試してみてくださいね!

宮崎謙介さん
元衆議院議員で、現在はコンサル業務など多数の事業を手がける。5歳のひとり息子の子育てなどをつづったブログ「前向き宣言」は、アメブロの中でも常に人気上位を誇る。7月1日に、書籍「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件」(徳間書店)を上梓予定。

撮影/志波慎寿介 構成/Mart編集部

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