簡単&時短のパスタは、忙しい毎日の味方でありながらどうしてもワンパターンになりがち。プロ直伝のコツでおうちパスタを進化させられる「無限パスタ」なら、いつものレシピでマンネリから脱却! 今回は、考案者で一つ星シェフの鳥羽周作さんに、Mart読者のための「無限パスタ」の基本を教えてもらいました。
「無限パスタ」とは
お店の味をおうちでも再現できるレシピをSNSで公開したことで話題に。名前の由来は〝無限=箸が止まらない〞という意味で鳥羽さん自身が命名。簡単・美味しい・手に入る食材 で・うま味のボリュームを出せる、というのがコンセプト。
おすすめの基本アイテム
鳥羽さんが実際にパスタの調理で使用しているアイテムがこちら。日々美味しさを追究しているプロならではのセレクトです。
ダルクオーレの 1.7㎜パスタ
「小麦の風味が強いパスタです。お店では太さで使い分けますが基本は1.7㎜。太すぎるとアルデンテにならなくなりま す」(鳥羽さん)
セドリック・カサノヴァのオリーブオイル
イタリア産のオイル。「少々値段がはりますが、お店でも使用していておすすめ。スーパーで買えるオリーブオイルでももちろんOK」(鳥羽さん)
伯方の塩
「パスタをゆでるときに欠かせない塩にはいつもこれ。パスタの味はしょっぱさを感じさせないようにつくるのがこだわりです」(鳥羽さん)
ヤマチクの菜箸
「パスタ専用の箸をつくっていただきました。軽いので手が疲れにくく麺を傷つけない箸先が特徴」(鳥羽さん)パスタ箸¥770 (ヤマチク)
基本のパスタのゆで方
【1】湯1ℓに対して1%の重量(10g) の塩を入れる。
【2】ゆで時間は袋の表示よりも1 分短くするとアルデンテに。
【3】パスタがくっつかないように途中で2~3回優しく混ぜる。※トングで混ぜるとパスタが傷つくので必ず菜箸で混ぜましょう。
【4】引きあげたら熱々のうちに次の調理をスタート。
教えてくれたのは
フレンチレストラン sio オーナーシェフ
鳥羽周作さん
モダンフレンチを斬新なコースで 提供する「sio」では、『ミシュランガイド東京2020』 から2年連続で一つ星を獲得。「〝丁寧な仕事〞を心がければ白いエプロンも汚さない!」のだそう。
調理・監修/鳥羽周作 撮影/福本和洋<TKM> 調理・フードスタイリング/小森貴子 取材・文/西村絵津子 編集/松田睦美 構成/長南真理恵