簡単＆時短のパスタは、忙しい毎日の味方でありながらどうしてもワンパターンになりがち。プロ直伝のコツでおうちパスタを進化させられる「無限パスタ」なら、いつものレシピでマンネリから脱却！ 今回は、考案者で一つ星シェフの鳥羽周作さんに、Mart読者のための「無限パスタ」を教えてもらいました。
「無限パスタ」とは
お店の味をおうちでも再現できるレシピをSNSで公開したことで話題に。名前の由来は〝無限＝箸が止まらない〞という意味で鳥羽さん自身が命名。簡単・美味しい・手に入る食材 で・うま味のボリュームを出せる、というのがコンセプト。
無限パスタ2
再生回数 No.1の無限パスタをグレード UP
大人気「無限パスタ」に卵の食感が加わることで、さらに美味しくバージョンUP。 鳥羽シェフが「お子さんのためにつくった」と言うだけあって、小さな子どもから食べられる味つけです。
【材料】（1人分）
パスタ（1.7㎜）…100g
卵…2個（Mサイズ）
5倍濃縮めんつゆ…小さじ1
バター（食塩不使用）…20g
塩昆布…3g
粉チーズ…10g
油…大さじ1と1/2
＼家にあるもので／
【つくり方】
【1】フライパンを中火で熱して油をひき、卵を2個割り入れ目玉焼きに。1個は黄味が半熟になったら取り出す。
★カリッカリに焼いて食感を出す★【2】もう1個の目玉焼きは裏返し、両面に香ばしく焼き色をつける。中まで火が通り固まったら取り出し、包丁で一口大に刻む。
★基本の3種類にさらに甘味と香ばしさをプラス★【3】ボウルにめんつゆ、バター、塩昆布、②の卵を入れてよく混ぜ合わせておく。
【4】 ゆでたパスタを、ゆで汁がしたたる状態で③に入れる。粉チーズも加え、さっくり混ぜ合わせる。皿に盛り、最初に取り出した目玉焼きをのせたら完成。
無限しらすパスタ
うま味の出る食材を凝縮
基本の「無限パスタ」にしらす干しを加えるだけ。食感がよくなりうま味が増すことでやみつき感が加速します。しらす干しが余ったらぜひお試しを。
【材料】（1人分）
パスタ（1.7㎜）…100g
しらす干し…40g
バター（食塩不使用）…10g
塩昆布…5g
2倍濃縮めんつゆ…大さじ1
粉チーズ…10g
かつお節…適量
家にあるもので
ゆでたパスタに混ぜるだけ
【つくり方】
【1】ボウルにめんつゆ、バター、塩昆布、しらす干しを入れて混ぜ合わせる。パスタをゆで、ゆで汁は大さじ（分量外）を取っておく。
【2】①にゆでたパスタとゆで汁を混ぜ合わせ、バターが溶けたら粉チーズを加え、味がなじむまで混ぜ合わせる。皿に盛りつけ、かつお節をちらせば出来上がり。
サバ缶で無限パスタ
あえてナンプラーを使うことでいつものサバ缶に変化を
つい合わせがちな「しょうゆ」を「ナンプラー」に替えるだけで、味に深みが出てうま味がUP！
【材料】（1人分）
パスタ（1.7㎜）…100g
サバ缶…約1/2缶
ナンプラー…小さじ2強
キャベツ…40g
バター（食塩不使用）…10g
粉チーズ…大さじ1
黒こしょう…少々
オリーブオイル…少々
三つ葉…適量
家にあるもので
ゆでたパスタに混ぜるだけ
【つくり方】
★ナンプラーだと香りが高くうま味も出やすい★【1】ボウルにサバ缶を入れてほぐし、ナンプラー、バター、粉チーズを加える。うま味を感じやすいナンプラーが味の決め手。パスタをゆではじめておく。
【2】パスタがゆであがる約1分前に、3～4㎝ 大にカットしたキャベツを加え一緒にゆでる。
【3】鍋から引きあげたパスタとキャベツを①のボウルに入れ、混ぜ合わせる。皿に盛りつけ黒こしょう、オリーブオイルをかけて三つ葉をちらし完成。
教えてくれたのは
フレンチレストラン sio オーナーシェフ
鳥羽周作さん
モダンフレンチを斬新なコースで 提供する「sio」では、『ミシュランガイド東京2020』 から2年連続で一つ星を獲得。「〝丁寧な仕事〞を心がければ白いエプロンも汚さない！」のだそう。
調理・監修／鳥羽周作 撮影／福本和洋<TKM> 調理・フードスタイリング／小森貴子 取材・文／西村絵津子 編集／松田睦美 構成／長南真理恵
