外食の機会が減っている昨今、ホットプレートをキッチンやテーブルに出しっぱなしにしている人が増えているんです！ そうすることで、料理の手間が省けたり家事がラクになったり……。実際に〝出しっぱ生活〞をエンジョイしているホットプレートの達人・かめ代。さんに、その魅力を聞きました。レシピとともにお見せします！
平日夜の「面倒くさい」を解消！ 平日の夜こそホットプレートの出番です。
料理家 かめ代。さん
ホットプレート料理をつくり続けて25年。多くのメディアにホットプレートの利点を紹介し続け、ついには〝ホットプレート料理の母〞と呼ばれるほどに。毎日の食事づくりの負担を減らし、心がラクになる楽しい〝囲みごはんレシピ〞を提案。
【木曜日】塩ザケと野菜の洋風包み蒸し
難易度が高そうな魚料理「包むだけ」でいいなんて！
「今週もあとひと息」の木曜日。片づけは早めに済ませたいという切実な希望を叶えてくれるメニュー。
材料（4人分）
塩ザケ（甘塩）…4 切れ
酒…大さじ2
玉ねぎ …1/2 個
キャベツ … 大1 枚
エリンギ… 1 本
ブロッコリー…100ｇ
ミニトマト …8 個
トマトケチャップ …大さじ2
マヨネーズ…大さじ2
スライスチーズ … 2 枚
黒こしょう …適量
オリーブ油 …大さじ2
つくり方
1 玉ねぎは縦半分に切ったあと薄切りにし、キャベツはザク切り、エリンギは横半分に切ってから5 ㎜幅に、ブロッコリーは小房に分ける。ミニトマトは縦半分に切る。
2 クッキングシートを正方形（30×30㎝）に切り、中央に1/4量の玉ねぎ、キャベツを敷いて塩ザケ1切れをのせ、酒大さじ1/2を回しかける。
3 2に1/4量のミニトマト、ケチャップ、マヨネーズと、スライスチーズ1/2 枚をのせ、1/4量のエリンギ、ブロッコリーを飾り、黒こしょうをちらしてオリーブ油大さじ1/2を回しかける。
4 同じものを4つつくり、各々キャンディー包みにする。
5 ホットプレートを200℃で予熱し、4を並べて蓋をし、5 ～ 6 分加熱して火を通す。
蒸し料理もできるのがホットプレートのよさ。温度管理がしやすくて魚の生焼けも防げます。
4人分の主菜、副菜が同時につくれるのは魅力的。ホットプレートもお皿も徹底して汚さない！
【金曜日】鶏肉と野菜のぎゅうぎゅう味噌焼き
たっぷりの野菜と肉がこれ一品で！ 彩りもよく、家族も大満足です
ラクなのに罪悪感を感じない野菜たっぷりメニューが完成。あとは白飯さえあれば、何とかなります！
材料（4～5人前）
鶏もも肉 …600ｇ
なす … 1 本
ピーマン … 2 個
パプリカ（赤・黄）…各1/2 個
ズッキーニ … 1 本
塩 … 少々
七味唐辛子 …お好みで
【A】味噌 …大さじ2、酒 …大さじ2、砂糖 …大さじ1、しょうゆ …小さじ1、おろしにんにく…小さじ1
つくり方
1 鶏肉は大きめのひと口大に切る。ポリ袋にAと一緒に入れて揉み込む。
2 なす、ピーマン、パプリカは大きめの乱切りに、ズッキーニは2 ㎝幅の輪切りにする。
3 ホットプレートにクッキングシートを敷く。たれがこぼれないよう、4辺を1㎝程度折り上げる。1の鶏肉（皮側を下に）と野菜を一面に並べる。
4 野菜には軽く塩を振る。
5 蓋をして250℃で加熱する。ジュージュー音がしてきたら、200℃にして5～ 6 分加熱する。
6 焼き色がついたら裏返し、全体に火が通ったら保温にする。お好みで七味唐辛子をかける。
味つけした鶏肉を広げ、野菜を隙間に埋めていくだけで味が野菜にも絡みます。簡単すぎる！
味噌はこびりつきやすいですが、クッキングシートを敷いておけば一瞬でキレイ！
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Mart2021年6月号
ホットプレートの達人！かめ代。さんに聞く平日夜と週末の〝出しっぱ〞使いこなし術 より
撮影／北川鉄雄 フードコーディネート／土肥愛子 スタイリング・取材・文／森岡陽子 編集／高田愛子 構成／富田夏子
