【無印良品Part3ベストセラー誕生秘話】素材を生かしたカレー

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皆さんおなじみの無印良品のヒット商品”カレー”が誕生した裏側には、たくさんの秘話がありました。
できあがった背景や開発の苦労を知ると、人気カレーもじっくり味わいたくなるかも!

教えてくれたのは
調味加工担当 Hさん
Café MUJI、Café&Meal MUJIでの店舗勤務からメニュー開発担当を経て、現在、食品部調味加工を担当。

現地調査のハーブにこだわり!本場の味を家庭で楽しめます

無印良品のレトルトカレーは定番中の定番!というご家庭も多いはず。
「『素材を生かしたカレー』シリーズの中でもこのグリーンは、2002年から発売している息の長い商品。この2月に5回目のリニューアルをし、本場タイの味により近づける努力をし続けています。こちらのカレーや煮込み、ごはんにかけるシリーズは、その土地で食べられているものをお手本にする『現地の食文化に学ぶ』というコンセプトを基に開発しています。そのためリニューアル時は、現地に行き、屋台、レストランとさまざまなお店でカレーを食べ比べ。ひと口にグリーンカレーといってもお店によって味が異なるので、そこから共通点を見つけるのに苦労しました」

「素材を生かしたカレー」シリーズはタイカレー以外にも種類や量が豊富に揃います。〈左から〉イエロー、バターチキン各180g¥325、キーマ、ダール各180g¥269

リニューアルする際は本場、タイの味はどのようなものかという復習の意味も兼ねて、現地調査に。

今まで使ったことのなかったハーブとの出合いなど、新しい発見も。

「今回の調査では、事前に味の予測を立ててつくった試作品を現地の方に食べていただく機会があり、意見をもらうことができました。また現地で改めて食べると実はそこまで辛いものではなく、唐辛子とハーブに加え、ココナツミルクの濃厚さがポイントだということもわかりました。現地の味を再確認することで、より本場の味を楽しんでいただけるよう努力しています」

素材を生かしたカレー、グリーン 、レッド


ハーブやココナツミルク、唐辛子のほか、グリーンには鶏肉とたけのこ、ふくろたけを。レッドには牛肉、れんこんが入ります。〈左から〉グリーン、レッド各180g¥325

イラスト/吉岡香織(asterisk agency) 撮影/中林 香 取材・文/西村絵津子 構成/上原奈緒
※お問合わせ先はすべて無印良品 銀座です。

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