業務スーパーに行くと、目を引くのが豊富な冷凍野菜。どれがいちばん使いやすいのか、迷ってしまいますよね。そこで、冷凍食品・保存の第一人者・島本美由紀先生が使いやすい冷凍野菜とレシピを教えてくれました。今回は「さつまいも」と「玉ねぎ」をご紹介します。
料理研究家、食品保存アドバイザー、 ラク家事アドバイザーの島本美由紀先生
テレビ、雑誌など多くのメディアで活躍中。無駄なく美味しくを掲げた料理レシピが人気で、特に冷凍食品に関しては美味しく食べる方法を研究中。一般社団法人「食エコ研究所」主宰。「さつまいもも玉ねぎも細やかな下ごしらえ済みで、時間のないときは特に重宝。そのまま使えてレパートリーも増えますよ」
天ぷら用さつまいも(500g ¥238)
薄くスライスされた、とても甘い皮付きさつまいも。冷凍のまま衣をつけて揚げれば、さつまいもの天ぷらに。
さつまいもの甘みが広がる「さつまいもの炊き込みご飯」
冷凍のまま、天ぷら用さつまいもと調味料を加えて炊き上げます。程よい甘みとご飯が絶妙のハーモニー。
材料(4人分)
冷凍天ぷら用さつまいも…… 250g(1/2袋)
米…… 2合
A[水…… 360㎖、薄口しょうゆ……大さじ1、みりん……大さじ1]
黒いりごま……適量
つくり方
①炊飯器に洗った米とA を入れ、冷凍天ぷら用さつまいもをのせて炊く。
②炊き上がったら軽くひと混ぜし、器に盛り黒ごまを振る。
ホクホク軟らかに炊き上げたさつまいも。ふんわりご飯と混ぜて。
絶妙な厚みが、炊き込みご飯にもぴったりなんです。冷凍のまま炊飯器に。
【こちらの記事もおすすめ】
【業務スーパーで「楽ウマおかず」レシピ】島本美由紀先生の冷凍教室
刻み玉ねぎ(500g ¥88)
みじん切りしてから玉ねぎを急速冷凍しているので、一粒一粒がサラサラとほぐれている状態。欲しい分だけ使えます。
本格的な味が欲しい分だけつくれる「オニオングラタンスープ」
細かな刻み方なので、炒めると口どけのよい仕上がりに。スープと絡み合い食べ応えもバツグンのお食事スープ。
材料(4人分)
冷凍刻みたまねぎ……500g(1袋)
バター……10g
バゲット(薄切り)……4枚
ピザ用チーズ……40g
A[水……600㎖、顆粒コンソメ……小さじ4、塩・こしょう……各少々]
パセリ(みじん切り)……適量
つくり方
①フライパンに冷凍刻みたまねぎを入れ、強めの中火で水分がしっかり飛ぶまで炒める。
②水分が飛んだらバターを加えて、飴色になるまで弱火で10分ほど炒める。
③Aを加えてひと煮立ちしたら、耐熱カップに入れ、トーストしたバゲットとチーズをのせる。
④オーブントースターでチーズに焼き色がつくまで焼き、パセリを飾る。
水分がしっかり飛ぶまで炒めます。飴色になると甘味がグンと増します。
耐熱カップに入れ、バケットとチーズをのせてトースターで加熱。
【食品に関するお問い合わせ】
業務スーパー お客様相談室 0120-808-348
https://www.gyomusuper.jp
※店舗数は2020年8月現在のもの。価格は税抜き価格で、取材時(2020年8月14日)のものです。本誌発売後に変更されている場合があります。
撮影/楠 聖子、光文社写真室 取材・文・スタイリング/新里陽子 構成/長南真理恵
Mart2020年10月号別冊
美味しさもチェック済みの〝お宝食材″だけで! 業務スーパーで「悩まないおかず」47 より
【こちらの記事もおすすめ】
【業スーで「楽ウマおかず」レシピ】今さら聞けない「業務スーパー」ってどんなところ?
「業務スーパー」で発見!白ご飯が美味しく食べられる調味料【1】