料理研究家の星野奈々子さんが提案する“ルーティン買い”ルール。まとめ買いの食材リストをあらかじめ決めてしまい、効率的に買い物する方法です。買い物後に、この下ごしらえだけしておけばもっとラクになる! というポイントを、この記事では紹介します。
献立ルールと下ごしらえのコツ
ルーティン買いの食材でつくる1日の献立は、メインと副菜、汁物の3品。どれも30分でつくれるものばかりで考えています。忙しい主婦にとっては、洗い物も少ないほうがラクチンなので、メインはフライパン1つ。副菜は生か電子レンジでつくれるものになっています。
食材を揃えても、つくれない日もありますよね。そんなときは、残った食材を何でも入れてしまうポトフや蒸し物に変更する〝回収レシピ〞という代案を知っておくと、続かないのでは?という不安も解消できます。また、同じ食材で別パターンの献立もつくれるので、飽きずに続けられるところも魅力。買い物後、これだけはやっておきたい下ごしらえのポイントも紹介します。ぜひチャレンジしてくださいね。
魚介類は下ごしらえがポイント
ルーティン買いリストで紹介した食材の中で、魚介類だけは下ごしらえしておくのがおすすめ。実際に調理するときにグンと時短になりますよ。
魚の下ごしらえ
小骨をとってあげると子どもも食べやすくなります。面倒な場合は、骨とりタイプを選んでも。
アジは、酒、塩をまぶして冷凍しておくといつでも使えて便利。使う前日に冷蔵庫に移せばOK。
貝類の下ごしらえ
砂抜きするときの水加減は、アサリが半分つかるぐらい。こうすると砂をはきやすくなります。
アルミホイルをかぶせ、楊枝などで空気穴を開けて冷蔵庫へ。数時間〜半日ぐらいが目安です。
星野奈々子さん
Profile
料理研究家、フードコーディネーター。小学3年生の男の子のママ。フレンチから、エスニック、中華など幅広いメニュー提案のほか、主婦心がわかる簡単でおしゃれなレシピが人気。
著書『ワンパターン買いが平日晩ごはんをラクにする。』(学研プラス)
*この記事は、Mart2021年5月号「平日ごはんがラクになる!星野奈々子さんの〝ルーティン買い〞ルール」をもとに構成しました。
撮影/小林愛香 フードコーディネート/星野奈々子 編集・文/橋本嘉美 WEB構成/富田夏子