お風呂が恋しい季節になりました。3歳児の育児に奮闘する私にとってお風呂は必ずしも癒しの時間とは言い難いのですが、それでも少しでもゆっくり身体をほぐしたいと思っています。そこでお風呂をただこなすだけの「作業」にしないため、お気に入りのエプソムソルトとバスソルトを用意しています。
エプソムソルトとバスソルトは何が違う?
エプソムソルトとバスソルトは、簡単に言うと下記のような違いがあります。
【エプソムソルト】
成分は、硫酸マグネシウム。
お風呂に入れることで、発汗を促したり、体を温める温熱効果、筋肉をほぐす効果などがあり、「美肌」「デトックス作用」「疲労回復」が期待できます。
【バスソルト】
成分は、塩化ナトリウム。
お風呂に入れることで血行を促進効果やリラックス効果があり、「発汗作用」「冷え対策」が期待できます。
それでは、それぞれの特徴やおすすめアイテムを詳しく見ていきましょう!
おすすめエプソムソルト2選
エプソムソルトは、海水に含まれるミネラルである「硫酸塩」と「マグネシウム」の化合物が結晶化したもの。硫酸と聞いてドキッとしてしまうかもしれませんが、温泉成分であり、一般的に入浴剤に使われる成分でもあります。
体内で合成できないマグネシウムは食品から摂りたいところですが、実は皮膚からの吸収もできるんです。ストレスが溜まると、体内のマグネシウムはどんどん減ってしまいます。さらに食品添加物の多い食生活が続くと、食事からマグネシウムを摂取することができず、身体に負担がかかってしまいます。
そこでエプソムソルトを入浴に使うことで皮膚からもマグネシウムを補い、イライラの緩和や体調の改善、疲労回復が期待できるのです。
マグネシウムは肌の細胞分裂を助けるとされているので、肌を整えて肌荒れや乾燥を防ぎ、ハリを与える効果も期待できます。さらにエプソムソルトは腸の働きを活発にする働きがあり、腸活には欠かせません。
使い方は、浴槽の湯量の0.1%を溶かし入れます。一般的な浴槽の湯量は150~200Lなので、エプソムソルトを150~200g入れるのが目安です。より効果を実感したいときは、湯量の0.2%まで入れるとよいそうです。
エプソムソルトを入れたお湯に浸かる時間は、10~20分がベスト。私は「30分も入っていられない!」と常々思っているので、「10分なら!」と頑張っています。
お湯に入れることで、湯質がまったりと柔らかくなる感じも気に入っています。エプソムソルトは塩分を含まないので、追い炊きができるし、残り湯を洗濯に使えるところもうれしいですね。
そして、エプソムソルトは香りがありません。香りを楽しみたい場合は、好みの香りのアロマバスオイルを足すことができます。私は同メーカーのイランイランの香りが好きでこちらを使うこともあります。ビタミンCとトレハロースも配合。こちらはアマゾン限定商品。
お気に入りのイチオシバスソルト
私のお気に入りのバスソルトは、なんといってもクナイプ。
クナイプのバスソルトは、現代的な化学汚染のない古代海水からつくられたマグネシウムやカルシウムが多く含まれた岩塩に天然のハーブや果実や花のエッセンシャルオイルを加えてつくられています。鼻から、皮膚から有効成分を吸収できるのです。
ハーブの種類によって効果効能が様々なのも魅力的。血行を促進するもの、肌によいもの、快眠に導くもの、疲労回復効果のあるもの、リラックス効果のあるもの、などさまざまな効果が期待できるバスソルトが種類豊富にそろっています。
クナイプのお湯は香りが豊かで色もキレイなのに、自然の恵みを生かしているところがお気に入り。なんだかリッチな気分になるのも魅力ですよね!
バスソルトは追い炊きや残り湯洗濯ができるものとそうでないものがあるので、注意しましょう。
ちょっとしたお礼やプレゼントにもぴったりな1回サイズも!
自分が楽しむだけでなく、友人へのちょっとしたお礼やプレゼントにぴったりなのが、こちらの1回分のアイテム。1袋150円程度で、ドリップコーヒー1杯分のパックのようなボリューム感があります。
好みの香りでなかったとしても1回分なら負担にはならないし、クナイプを嫌いな人なんていない!と信じています。いくつか買い置きしておくと、何かのお礼に添えるものがないときなど便利ですよ!
エプソムソルトとバスソルト、私は気分で使い分けています。どちらも1回あたり90~100円程度でコスパも抜群。自宅でスパや温泉気分が味わえ、効果も感じられ、気分も上がる(個人の意見)なんて、最高! みなさんもぜひ、お風呂をただの作業にしないで心地よい時間にしましょうよ!!
写真・文/滝野香織
滝野香織
管理栄養士