きれいをキープするには、家事動線の整理やライフスタイルを考えることが大切!【Martist片岡牧子】

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今回は、私の活動についてご紹介します。
私はTidyupという名で整理収納アドバイザーの仕事をしています。
先日は、岡山県にあるモデルハウスの収納計画の仕事を担当させていただきました。

収納を考えるにあたって大切なこと3点

収納を考えるにあたって考えたことは、下記の3つ。

  • 家事動線を整理
  • 家族のライフスタイルに合わせて変化する家づくり
  • きれいをキープするための収納

このあたりをギュギュギュッと詰め込みました。

モデルハウスには、ターゲットとなるご家族の名前や趣味まで細かく考えられた設定があります。
その架空のご家族の家時間を想像しながら、どんな風に生活しているかを小物や収納に落とし
込んでいきます。

物件の場所がこちらは岡山県でしたので、事前打ち合わせはzoomで。 図面を見ながらサイズと
家の雰囲気に合わせた収納を探していきました。

ケース1:自宅でパン教室を開くおうち

完成したお宅がこちら!

こちらの物件では奥様がパン教室を自宅で開催というモデル設定があったので、私の友人のプロパン講師達にヒアリングしながら、ダイニング横に必要な小物を入れられるようにしました。

全てのパンアイテムとは言いませんが、結構たくさんのものが収納できています。

お教室をしていると、「ここで試食をしそうかな」とお皿やグラスを入れるスペースをつくったり、「お掃除もすぐできた方がよさそう」とすぐ横にクリーニングステーションをつくるなどの工夫をして、家事動線がよくなるようにしていきました。

ケース2:お兄ちゃんが剣道男子の4人家族

また別のお宅では4人家族、お兄ちゃんは剣道男子という想定のおうち。そのため、剣道グッズの置き場所を玄関につくりました。

家で練習しやすいようにと、竹刀もお玄関に。子どもに家でお稽古の練習をしてほしい気持ち、よくわかります(共感!)。

また犬を飼っている設定だったので、ハウスのそばや玄関には犬グッズの収納もつくることに。

オリジナルでラベルも作成し、収納に貼って、家族誰でも収納しやすく探しやすい工夫も。

ここのテーマは「引き出すたびにテンションが上がる収納」。上から一目瞭然だとわかりやすいし、すっきりしていて嬉しくなりますよね!

設営は1日で全て終わらせますが、事前準備の方が長く、細かい作業が続きます。
在庫がないと何件も店舗を回ったり、商品を変えることもしばしば。特に100円ショップは在庫の
確保が大変です。

小物を買いそろえる時期は鞄がパンパンになります。

ラベルシールもデザイナーさんと何度も試作を重ねました。

みなさんのお力を借りてできたモデルハウスは感慨深く、チラシの写真を見て我が子のような気持
ちになります。

どちらも岡山の和建設さんのモデルルームです。

お近くの方はよろしければぜひ遊びに行ってみてくださいね。

モデルハウスでもご自宅でも、キメキメのぴったり収納より、ライフスタイルの変化に合わせられる余白があると住みやすいと思います。 ご自宅にあるものを活用しながら、ぜひ使いやすいところを目指してみてくださいね。

写真・文/片岡牧子


片岡牧子
整理収納アドバイザー、整理収納コーチングサービス「Tidyup」の運営もスタート。

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