アウトドア人気が依然として高い世の中ですが、普段インドア派な我が家にもその波が来ております……。
ある日、写真のコットが届きました。最近アウトドアに興味を持ち始めている初心者の夫が買ったものです。
休日だったので早速ゴロゴロし始めるメンズ達(写真は息子)。
ことのほか快適でうれしくなったようで、夫が「(コットを)しばらくリビングに置いておこうか♪」と言い出しました。
ちょっと待ってください。リビングにはソファがありますが、ゴロゴロする場所がそんなにいりますか???
これ以上リビングが狭くなっては困るので、「今後使いたいときにすぐ出せるように、まずしまう場所をみつけよう!」と夫に提案し、慌ててコットの収納場所を作ることに。
ただこのコット、付属のバッグに入れてもサイズが長かったのです。
長いものが入る場所で、かつ出し入れのしやすい場所を検討した結果、アウトドア用品をしまっていたリビングの棚にしまうことにしました。
それがこの場所です。
この戸棚にはもともと作り付けられた棚板が2段あり、上段は奥行きが少し浅くなっています。
この家に引越しして約1年、あまり使わないものを置いていたので、とりあえず突っ込んでいる状態のまま。中段の上が空いていて使えておらず、ややもったいない印象でした。
この棚に入れているもの
上段>クリスマス用品、お節句のもの
中段>アウトドアグッズ、季節家電、花瓶
下段>トランク、寝具です。
上段の奥行きの浅さを利用して、コットを立てかけられるスペースがあるなと気づいたので、中段の奥に市販の棚を入れて収納し直すことにしました。
収納を作るとき、まず大事なのが「スケール」です。
計る作業を苦手とする方は多いのですが、気持ちよく収めたいと思うときには必須。
最近はスマフォの計測アプリなるものもありますので、大まかな長さでしたら携帯で計ることも可能です。
抑えなければいけない寸法を計っていきます。
今回大切な長さは、まず奥の壁からコットまでの有効寸法。設置する収納がこのサイズを超えてしまうとコットが置けなくなるからです。
次に棚を入れたい場所の縦と横の有効寸法を測ります。
横の寸法は、端に蝶番という金具や立ち上がっっている幅木がある場合、その内側までを計るよう気をつけましょう。
計測してサイズに合う棚を探した結果、こちらにしました。
無印良品のスチールユニットシェルフです。
じつはあまりにピッタリで、搬入時に下の金具を外さないとはまらなかったのですが、無事収まりました。
その後、入れていたものを戻し、完成です。
新設した無印棚の下段にある白い箱の中に入っているものは、海遊びセットとお花のお道具(出払っているためこのときは少ない)、そしてクリスマスの飾りです。
海遊びセット
お花のお道具
クリスマスの飾り
コットも無事収まり、気になっていた棚の中も落ちつきましたので、これからもっとこの場所も活用できそうです。
何よりこの収納を開けるのが楽しみになりました。
収納を作るとき、計るのは大変だし見えないところだからいいやと思ってしまいがちですが、丁寧に作れば作るほど、完成したときの喜びはひとしお!
長く使う場所ですから、気分の上がるスペースを作りましょう。
写真・文/片岡牧子
片岡牧子
整理収納アドバイザー、整理収納コーチングサービス「Tidyup」の運営もスタート。