プールや海などのレジャーで水着を着る機会が増える夏は、VIOゾーンのムダ毛ケアが必須ですよね。でも実は、アラフォーから更年期世代にとっては夏だけじゃなく一年中のケアが理想。今回はそんなVIOゾーンケアの必要性を解説するとともに、安心して使えるおすすめのセルフケアアイテムをご紹介します。
そもそもVIOゾーンとは?
フェムテックの認知度が高まるとともにVIOというワードを耳にすることが多くなり、すでにご存じの人も多いかと思いますが、改めて。VIOとは具体的に言うと、
V:両足の付け根に囲まれたV字部分
I:女性器の周り
O:肛門周り
のこと。VIOとはその3つのパーツをまとめた総称で、デリケートゾーンともいわれています。最近では若い世代を中心に多くの女性が何らかのVIO脱毛を経験していますし、介護の事を考えて、シニア世代にもVIO脱毛をする人が増えています。
どうしてVIOゾーンのケアが必要なの?
声をあげにくいVIOゾーンの悩みですが、ほとんどの女性が「黒ずみ」「ニオイ」「かゆみ」など何かしらのトラブルを抱えています。でも実は、これらの悩みの多くはVIOゾーンをケアすることで解決できると言われています。
ケアする中でとくに大切なのは、「洗ってうるおす」ということ。膣周りはヒダが多く、汚れがたまりやすいもの。生理中はとくに汚れが毛に付着して、ニオイや菌の繁殖に繋がります。刺激の少ない専用のソープで丁寧に洗って、汚れをやさしく落としましょう。
また加齢により女性ホルモンが激減することで、膣周りのうるおいがなくなり急激に乾燥が進みます。乾燥することでバリア機能が弱まり、ニオイや黒ずみ、かゆみなどのトラブルを引き起こす原因に。だからこそ、デリケートゾーンの保湿や血流を高めるマッサージはとても重要です。
そして効果的に「洗ってうるおす」ことは、VIOゾーンの毛を処理しておくことでとてもスムーズになります。ムダ毛があることで洗いにくく、オイルやクリームなどもぬりにくいので、VIOすべてを脱毛するのが理想です。
とはいえいきなり脱毛サロンやクリニックに行くのは抵抗がある人も多いですよね。最近では安心してセルフケアできる、手軽なカミソリが増えています。そういったアイテムを使って、まずは自分で脱毛にトライしてみませんか?
大きな窓から確認しやすい「すきカミソリ」
ちょっとユニークな形をしたこちら。すき率30%で、毛量を調節しやすいすきカミソリです。まずはこちらを使ってボリュームダウンすることから始めるのもおすすめです。持ち手に幅があるので手になじみ、使いやすさも抜群です。
クシ状ガードの安心設計で肌を守ってくれる!
VIOゾーンを脱毛するとき、間違って皮膚を切ってしまわないかとても不安ですよね。このカミソリは刃よりわずかに前にでているクシ状のガードがあるため、肌を傷めることなく毛を処理できます。さらにカミソリ部分の下が大きく開いていることで処理する部分を確認しやすく、安心できます。
私も使ってみたところ、VIOゾーンって凹凸があったりやわらかかったりして剃りにくいのですが、皮膚に刃が当たることなく快適に使えました。さらにVIOゾーン特有の縮れ毛が絡まることもなく、やさしい力加減で剃ることができたのも嬉しいポイントです。
肌にやさしい音波振動カミソリ
VIOゾーンは皮膚が薄く繊細なパーツだからこそ、肌への負担が少なくやさしく剃ることができるアイテムがおすすめです。こちらは1秒間に100回という振動で、刃が肌に与える抵抗を軽減できる音波振動カミソリ。ヘッド部分は水洗い可能で衛生的に使えます。
フィルムガード付きのコンパクトなヘッド
とくにIゾーンなどの細かい部分に便利な小さいヘッド。こちらも刃が肌に当たらないようにガードされているので、安心して使えます。アロエスムーザーつきでなめらかな肌当たりも魅力。
さっそく試してみたところ、やはりコンパクトサイズのヘッドがデリケートゾーン周りの細かい部分にとても使いやすかったです。痛くなることもなく、安全で快適でした。
人生初のVIO脱毛ということで恐る恐るスタートしたものの、両方使ってみて想像以上に安全で使いやすかった印象です。今回は最初にすきカミソリでVゾーンからI、Oゾーンまでざっくり剃り、Iゾーンや細かい部分は音波振動カミソリを使いましたが、まったく痛みや刺激を感じることなく、やさしい使い心地を実感できました。
問い合わせ先:貝印 お客様相談室 03-3862-6410
脱毛サロンで毛根から抜いたようなツルツル感は難しいものの、急遽水着を着なくてはいけないときや、ふだんの保湿ケアやマッサージのために、そして脱毛サロンに行く前のセルフケアにも良さそうです。脱毛後は乾燥しやすいので、たっぷりと保湿することを忘れずに。
取材・文/森本奈穂子