【専門医がアドバイス】どうしたらいい⁉膣ゆるみや尿漏れのお悩みにお答え!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

尿漏れや膣のゆるみなど、気にはなっても「どう対処したらいい?」「誰に相談したらいい?」と思い悩んでしまうこともありますよね。人に言いづらいお悩みも、専門家が優しくアドバイス!ぜひチェックして参考にしてみてください。

\教えてくれたのは/
なおえビューティークリニック院長
喜田直江先生
喜田直江先生
産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。その後形成外科の分野へ進み、美容外科に勤務。婦人科系の美容手術は日本有数の症例数を誇る。2011年、美容婦人科治療専門病院であるなおえビューティークリニックを開院。

Q.下着の上からかきたくなるほどの かゆみに悩んでいます。

A.ナプキンや下着の素材を見直して。かゆみが強ければ感染症の場合も。

ナプキンが合わない、下着の素材が合わないなど、肌が弱い人は肌に触れるものでかぶれることも。いろいろ試して自分の肌に合うものを見極めて。蒸れてかゆくなることもあるので、ナプキンはこまめに替えましょう。かゆみが強い場合は膣カンジダの可能性も。ガマンせず受診を。

フェムテックのイメージイラスト

デリケートゾーンにニキビが。 ケア方法を知りたいです。

A.生理前はニキビができやすい時期。しっかりと洗い清潔に保ちましょう。

生理前は女性ホルモンの一種「プロゲステロン」の分泌量が増えるため、肌が脂っぽくなり肌荒れしやすくなります。そのためデリケートゾーンにニキビができることも。専用ソープで洗う、毛を処理するなど日頃のケアが大切です。ピルの服用や、病院でのピーリングも効果的。

Q.くしゃみをしたり縄跳びをしたりすると 尿漏れが……。

A.弱った骨盤底筋を鍛えましょう。まずはケーゲル体操を習慣に。

くしゃみなどでお腹に力が入ったときに尿が漏れるのは「腹圧性尿失禁」といって、骨盤を支える筋肉(骨盤底筋)が弱くなることで起こります。骨盤底筋が弱くなると尿漏れや便秘、むくみなどさまざまな症状の原因に。体操をしたりトレーニンググッズを使って鍛えましょう。

●ケーゲル体操のやり方

ケーゲル体操のやり方

❶肛門を閉じるように力を入れ、膣をギュッと締める。
❷約10秒間キープしたら力を抜いて10秒間リラックス。
❸①~②を10回1セットとし、1日に4~6セット行う。初心者は、仰向けになってひざを楽な状態に曲げるとやりやすい。

取材・文/森本奈穂子 イラスト/itabamoe 編集/倉澤真由美

2022年Mart夏号 もっと快適に、スマートに 進化する「フェムテック」最新事情 より

- 関連記事 -

    マガジン
    Mart2024春号
    2024年3月28日発売
    ¥980
    マガジン
    Mart2024春号
    2024年3月28日発売
    ¥980