Mart冬号「2023年流行りモノ先取りアワード」でキーワードとして挙げた「ごちそう冷食」。それをまさに実現するストアが長野にオープンしたと聞き、編集長小松が自ら確かめに行ってきました。そこで出会ったのは、「これも冷凍!?」と驚くばかりの品々でした。

豪華なアジアンメニューの数々を並べたパーティー!これも全部冷凍食品なんです。
運営はあのサンクゼール!その名も「MeKEL(メケル)」
長野駅から車で10分程度の距離にあるこちらのお店。店名は「MeKEL」。長野の方言で「見つける」を意味する「めっける」から取ったのだそうで、“発見の食倉庫”というキャッチフレーズともピッタリの名前です。
運営は「サンクゼール」やMartでもおなじみ「久世福商店」を運営しているサンクゼール、と聞けば期待も高まります。
韓国・アジア・和食…品揃えの大半が冷凍食品!
店内に入ると、まず気づくのが「冷凍ショーケースばっかり」であること。確かにここ数年、子育て世代がどんどん忙しくなるにつれて冷凍食品の需要は高まるいっぽうですが、この思い切ったコンセプトに驚きました。
その品揃えの幅は広く、韓国や東南アジア、和食からもちろん洋食メニューまで。調理済みのものが多いものの、下味のついた唐揚げなども置かれています。
常温品の販売も!おすすめはアジア直輸入の調味料シリーズ
冷凍食品ばかりに目を奪われますが、「サンクゼール」「久世福商店」で培った商品開発力を活かしたオリジナルの調味料シリーズやジャムなども目立っていました。
子育て世代のママに嬉しい「かわいい工夫」も!
すっかり長居して、自分自身も買い物をしてしまったのですが、店内の随所にあしらわれたクマのデザインも気になりました。このシロクマがお店のイメージキャラクターだそうで、社内のデザイナーが壁のイラストも全てデザインしているのだとか。

こちらは山や湖、キャンプ場など長野をイメージしたもの。顔を出して写真を撮れるフォトスポットもあり、このクマさんがかわいくて、お店に来たいというお子さんもいるのだそうです。

メケルオリジナル保冷バッグは、かわいいながらも大人が使いやすいシンプルなデザインで、キャンバス風(¥2,138)とジュート風(¥2,462)の2種類。
冷凍食品の可能性をまざまざと感じたお店でした
今回の訪問でいちばん印象に残ったのは、「え、こんなものも冷凍食品にできるの?」というバラエティの豊富さ。近年冷凍技術の急速な発展によって、大抵のものがいちばん美味しい状態から瞬間的に冷凍できるようになり、このようなお店を出すだけの品揃えを実現できるようになったのだとか。
気になるのがお値段ですが、「メケル」は日常使いしてもらえるお店を目指し、「久世福商店」と比べても価格は低めに設定しているとのこと。消費者としては一安心ですね。
こちらのお店はまだ1店舗だけですが、2024年にはさらなる展開も考えているとのことで、東京住まいの私もとても楽しみになりました。
MeKEL 長野若里店
長野県長野市若里7丁目6-5
TEL:026-217-7570
営業時間:10:30〜19:30 不定休
https://mekel.jp/
撮影・文/小松伸司