コストコには、おうちごはんを盛り上げる食材がとても豊富。インスタグラムの料理動画で話題の森シェフも〝お宝〞食材の発掘を楽しんでいるそう。ここでは、森シェフがコストコで見つけた“お宝”「カワムキタン」を使って考えてくれた「牛タンのステーキ ラビゴットソース」のレシピを紹介します。
まずは下準備! タンもととタンさきに切り分けてから使います
牛タンの塊肉の扱いは、初心者には難しそうと思われがちですが、意外と簡単。まずは下処理を行います。
「下処理のひと手間で、臭みや余分な血合いが抜けてより美味しく食べられます。硬くて食べにくい筋の部分を取り除くのもポイント! 除いた部分は細かく切って野菜炒めやスープなどに入れるのがおすすめです」
ボウルに入れた牛タンの塊を手で揉みながら流水で5分ほど洗います。
バットにのせ、ラップはせずに冷蔵庫に入れて1時間ほど乾燥させます。
白い筋がたくさん見えているタン下の肉を切り取ります。
半分に切り、タンさき(画像の左側)とタンもと(画像の右側)に分けて使います。
タンもとは厚切りにしてステーキに「牛タンのステーキ ラビゴットソース」
脂ののったタンもとは、厚切りにしてステーキでいただきます。さっぱりとしたラビゴットソースをかけてフレンチ風の一皿に。
【材料(3~4人分)】
- 牛タン(タンもと側)…1かたまり
- ブライン液
※水の分量に対して、各5%の分量の塩と砂糖を混ぜる - トマト…1個
- 玉ねぎ…1/8個
- パセリ…少々
- 塩…少々
- (A)エクストラバージンオリーブオイル…小さじ2
- (A)白ワインビネガー(または穀物酢)…小さじ1
- サラダ油…小さじ1
【つくり方】
- 牛タンを1cm程度の厚さに切り、表面に1cm間隔の切り込みを入れる。ブライン液に1時間ほど漬ける。
- ラビゴットソースをつくる。トマトは種を取って5mm角に切る。玉ねぎとパセリはみじん切りにする。ボウルに入れて合わせ、塩を振り混ぜてから、(A)を加えて混ぜる。
- フライパンを強火で熱してサラダ油を引き、水気を切った1を入れ1分30秒ほど焼く。返したら中火にしてさらに1分30秒ほど焼く。
- 3を皿に出し、皿にアルミホイルを被せて2分ほど休ませる。
- アルミホイルを取って2をかけ、お好みでクレソン(分量外)を添える
このひと手間が美味しさのポイントです!
◆ブライン液で下味をつけると、ジューシーに仕上がります
焼く前にブライン液に漬けることで、しっとりジューシーに。パサつきやすい肉や魚全般に使えるテクニック。
◆アルミホイルを被せて、余熱で火を通します
表面を香ばしく焼いたステーキを皿にのせ、アルミホイルを被せて余熱でじっくりと熱を通します。
◆トマトの種を取るひと手間で、ソースが薄まらずに美味しくできます
材料を切って混ぜるだけのラビゴットソースはさっぱりとした味わいで、お肉との相性が◎。水っぽくならないように、トマトの種を取るひと手間が大切です。
現在発売中のMart冬号で、他にも、森シェフがコストコで見つけた“お宝”食材でつくってくれた、おうちごはんのレシピをたくさん紹介しています。おうちごはんが「レストラン級」にグレードアップすること間違いなし! 素敵なレシピの数々をぜひチェックしてみてくださいね。
教えてくれたのは?
森シェフ
インスタグラムのフォロワー数47万人超。和食店、イタリアンレストラン、ビストロで働いた経験を生かし、家庭料理をグレードアップするショート動画を配信。最近は、月に1回ほど、家族と一緒にコストコクルーズを楽しんでいるそう。Instagram⇒@pasta.mori
Mart2022年冬号 森シェフ&中村明花さんの週末ごはんが盛り上がる“お宝”食材 より
撮影/小林愛香 レシピ考案/森シェフ 調理・フードスタイリング/土肥愛子 取材・文・編集/田島えり子