週末のお出かけ先として人気急上昇中の「道の駅」。全国1200以上ある施設から「週末に行く今どきの道の駅!」として、おすすめテーマごとに紹介していきます。
第九弾は『ここでしかできない体験がある!』として人気の「道の駅人吉」です。
伝統工芸に触れて学んで、アウトドアも楽しめるスポット!
「道の駅人吉 人吉クラフトパーク石野公園」は1989年から続く歴史体験型テーマパークで、さまざまな人吉球磨の伝統工芸を体験できる熊本県にある道の駅です。
園内は昔ながらの家屋がずらりと並び、その中で日常生活ではなかなか触れることができない民工芸品を作ることができます。
また、創作広場、チビッコ広場、伝統あそび広場、幼児広場、お祭り広場、運動広場と、子どもと過ごせる広場が6つもあり、それぞれの目的に合わせて遊べます。週末にはイベントやスポーツも開催され、さらにキャンプ場も併設していて、家族に人気の場所になっています。
9つの学び施設と40つ以上の体験メニューで伝統をリアル体験しよう!
ここでは職人さんが実際に作業しているところを見たり、一緒にものづくりをすることができます。陶芸館、導遊館、木工館、硝子工房、鍛冶館、民工芸館、茶室など、施設ごとの実演と展示が近くで見れますよ。
ものづくりの種類は多種多様で、鍛冶体験、ガラスや竹細工体験、ろくろ体験、シルバーリングつくりなど、大人も子どもも夢中になれるものばかり!自分だけのガラスキーホルダーやMYお箸をお土産にするのはいかがですか。
陶芸館でできるろくろ体験。自分で作った器は愛着が湧きますね。
革のキーホルダーに刻印を打ちます。2歳からできるので親子で楽しめます。
人吉の伝統工芸「花手箱」に実際に色を塗っていく体験。
※各種体験については公式HPを要確認。(不定期な休館があるため、予約したほうがスムーズです)
人吉スタッフいちおしメニュー&お土産はこれだ!
人吉・球磨の伝統料理が食べられる人気のセット!
壺ん汁セットとは、お祝いや行事ごとに食べられる郷土料理のこと。『壺ん汁』とは、優しい味わいの具だくさんな汁もので、深い椀に汁物を盛り付けていたことから「壺の汁」と呼ばれたことがはじまりです。大人気のプリンとコーヒーが付いたお得なランチセットです。
茶房人吉/壺ん汁セット1500円(税込)
物産館でも人気の「人吉くまモンプリン」はスイーツ好きにはたまらない一品。プリンを食べる姿がかわいいくまモンプリンは「2秒でとろける」と絶賛され大人気のお土産です。
茶房人吉・物産館/人吉プリン300円(税込)
ここでしか買えない民工芸品は喜ばれること間違いなし!
ご当地キャラのくまもんが描かれた工芸品は人気アイテムです。
旅の思い出として人気の民工芸品。さらに世界ブランドである球磨焼酎もイチオシです。
物産館には、人吉球磨の民工芸品をはじめ、500年以上続く米焼酎の『球磨焼酎』や刃物、陶器などここでしか買えない品物ぞろいです。道の駅には珍しく産直野菜の直売所はありませんが、代わりに伝統工芸品が多く取り揃えられています。
展望所からキャンプ場まで!魅力あふれる場所はまだまだありました
「道の駅人吉 人吉クラフトパーク石野公園」の広大な敷地内には、ほかにもさまざまな魅力的スポットがあります。80段ほどもある螺旋階段をのぼると人吉の景色が一望できる展望所は行く価値あり!疲れを忘れる絶景に出会えます。
高さ25mもある展望所から園内全体が一望できます!360度の大パノラマは圧巻!
全て区画なしのフリーサイトキャンプ場。利用料金は440円/1張~ととてもリーズナブル。
園内唯一のレストラン「茶房人吉」。絶品ランチはここでだけ!
本格仕様のE‐バイクレンタサイクルで球磨川沿いを颯爽と走り抜けるのは最高の気持ちよさ!
展望所の中に設置されている「ぐるぐる迷路」。大人も子どもも夢中です。
他にも、県指定天然記念物である奇岩と多数のおう穴で有名な「カマノクド」や、見事な日本庭園が見られる茶室があります。人吉の大自然に囲まれた場所にあるので、元気いっぱい身体を動かしにいくのもおすすめですね。
全国的にも珍しい!本格技術をリアルに学べるのはここだけ
「道の駅人吉」は、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気の中で、昔の技術を楽しみながら現代に繋いでくれる場所でした。ここでしか出来ない貴重な伝統工芸を体験しにいってみませんか。
【施設Data】道の駅人吉 人吉クラフトパーク石野公園
熊本県人吉市赤池原町1425‐1
TEL 0966-22-6700
営業時間/
■人吉クラフトパーク石野公園
9:00~17:00(体験最終受付16:00)
■茶房
10:30~17:00
休業日/12/29~1/1、茶房は毎週火曜と12/29~1/1
※体験についてはHPで確認の上、要予約。
https://h-craftpark.com/
取材・文/大塚一夢 画像提供/道の駅人吉 人吉クラフトパーク石野公園