世界の食のセレクトショップDEAN & DELUCAの「ワインに特化したスペシャリティストア」が、3月9日東京・麻布十番にオープン。コンセプトは「フードフレンドリーワイン」で、ワインを日常的に楽しめるお店とのこと。通りでもひときわ目立つテラコッタのショップ内には、ワインは好きだけれど、種類や歴史には全く詳しくないライターでも楽しめる工夫とホスピタリティがたくさんありました。
特別な日だけではない「その日の食事を楽しむワイン」を探せるお店
お店の中に入ると、見渡す限りのワインボトル! そしてこれまでのDEAN & DELUCAのショップとは異なる雰囲気を感じました。聞くと、床にはレンガを敷き、ワインの陳列棚や箱に多くの木を使うなど、自然素材を採用しているのだとか。ワインも太陽、土、水…と自然の恩恵を大いに受けて出来上がるもの、そのストーリーにのせた仕掛けなのだそうです。
私の中で、どうしてもワインは「普段の日ではなく、特別な日に飲むもの」というイメージが強いものでしたが、このお店はその固定観念をバーンと覆してくれました。「例えば、今日の夕食はブロッコリーのパスタの予定ならば、それにあうワインを探すお手伝いをします。その日の食事をより楽しむための一本を選ぶことは、つくり手の人生観に思いを寄せ、 大切な人との幸せも分かち合うことにつながります」(担当者)。
なるほど! 今日の食事とあうワインを相談することなら難しくなさそう。
日本のワインも魅力的! ラベルで選ぶのも楽しみ方のひとつ
今日の食事メニューが決まっていない時はどうしたら? 私のようなワイン初心者でもトライできる探した方のコツを、スタッフの方に教えていただきました。
①産地に注目!
イタリア、フランス、スペイン…とワインの産地として有名な国でつくられたものから、実にさまざまな国のものがあります。難しく考えず、気になる国のものから試してみるのもよいそう。私が気になったのは、日本のワインも実に豊富。山形県産のワインが気になりました。
②”ラベル買い”も出会いを楽しむひとつ
ワインの顔ともいえるラベルも、イラストや文字が個性豊か。ラベルにはワインをつくる人たちの思いがたくさん詰まっているもの、ピピッときたものを選ぶのも新たな出会いのチャンスだとか。
③プロにどんどん相談を!
そして何より、ワイン選びのプロ・ソムリエにどんどんと希望を伝えて一緒に探してもらうことが、好みのワインが見つかる近道だとか。ワイン以外に普段はこんなお酒を飲んでいる、甘目は苦手、など小さな情報でも好みのワインに近づけてくれるそう。
店内にはワクワクする仕掛けがたくさんありました
ほかにも、いつも新しい発見をもたらせてくれるDEAN & DELUCAらしい取り組みや商品が、店内にはたくさん見られましたよ。
マーケットで販売されているスイーツなども、ワインにあわせて販売。
ワインを楽しむためのグラスも、この通りズラリ。
スイーツ類のディスプレイ。かわいいケースに入っていました。
ワイン型の紙? と思ってめくるとショップカードでした、かわいい!
「買う」だけでなく「飲む・食べる」も可能
店内の奥には、バーカウンターもあり日替わりワインをグラスで楽しめるほか、店内で販売されているワインも販売価格に抜栓料のみで楽しめるのだとか。フード類も充実しており、生ハムなど本格的なワインフードから、焼売と実にバラエティに富んでいますよ。
様々な角度から、ワインを存分に楽しめるショップ。今度はプライベートでゆっくり行きたいです。
THE WINE STORE
東京都港区麻布十番2丁目 4 -3
ストア 9:00 – 21:00
カフェ 9:00 – 17:00
ワインバー 17:00 – 21:00 (LO:20:00)
Instagram:@deandeluca_winestore
問い合わせ/DEAN & DELUCA
取材・文/新里陽子