「Et Nunc」はラテン語で、「そして、今」という意味。
焼きたてのパンの香り
美味しいパンを今、食べたい
旬の食材を使う
そんな意味を込めて名づけられたというブーランジュリーは、4月23日にオープンしたばかり!
パレスホテル東京ベーカリーシェフが監修する“毎日でも食べたくなる”パンが並んでいました。
こだわったのは、素材のおいしさ
毎日の食卓に選ばれるパンとして、こだわったのは素材、特に主原料の「小麦」です。
使うのは、全て、国産の小麦。
パンごとに小麦を徹底的に選びぬき、「パン ド ミ」や、「パン オ ルヴァン」などシグニチャーブレッドのほとんどはブレンドせず、単一の小麦を用いています。
パン ド ミ(小麦:ゆめかおり)
¥520
中身がぎゅっと詰まっていて、噛むほどに小麦の美味しさと、香ばしさが口の中にゆっくりと広がっていきます。
限界まで焼き上げることで、クラスト(耳の部分)は薄めで、さっくりと軽やかな仕上がりに。
ホップ種の自家製酵母を使うことで、トーストしたときのサクッと感を作りだしています。
バゲット(小麦:さちかおり)
Et Nunc バゲット(小麦:Et Nunc ブレンド)
各¥380
ぜひ、食べ比べてほしいのが2種類のバゲット。一つは、単一の小麦で作られ、もう一つは、北海道産の小麦を複数ブレンドして作り上げました。
シンプルだからこそ、小麦の個性が際立つバゲット。
特に、「Et Nunc バゲット」の方はクラム(パンの内側)がほんのり黄色で、小麦の甘さを強く感じました。
バゲットに使われている小麦、「Et Nunc ブレンド」は、店頭でも販売されているので、気に入った方はぜひご自宅でもどうぞ。
シーンによって並ぶパンが変わる
朝・昼・夜、シーンごとに食べたいパンは異なります。
「Et Nunc Daikanyama」の一番の特徴は、常に同じパンを並べるのではなく、パンを食べるシーンを想像して、そのときにふさわしいパンをラインアップしていること。
例えば、朝はクロワッサン、昼はお惣菜パンや、スイーツパン、といったように。
シーンごとに訪れれば、いつでも限定のパンに出会える楽しさがあるのです。
クロワッサン(小麦:数種のブレンドを自家配合)
¥380
国産バターの香りが心地よい「クロワッサン」は生地がパリパリで軽くて、あっという間に食べれてしまう美味しさ。
中のクラムは、口あたりがとてもなめらかで、とろけるようでした。
チャバタあんばた(小麦:キタノカオリ)
¥380
シェフのイチオシだったのが、このあんバターサンドです。もっちりとした生地に甘すぎないあんこ、発酵バターの香りもたまりません!天然海塩の塩気がアクセントに。
代官山駅すぐの「Forestgate Daikanyama」に
お店は、代官山駅徒歩1分の場所に2023年にオープンした複合施設「Forestgate Daikanyama」にあります。
テラス席や、ソファ席、カウンター席があり、イートインスペースも充実していました。
パンが置かれたL字型のカウンターはライブ感も。後ろの壁面タイルは、「パンの焼き目」をイメージしているのだとか。
イートイン限定のタルティーヌは、ぜひ店内で食べたい逸品です。
緑が溢れ、なんだかゆったりとした時間が流れる空間で、美味しいパンをいただくことができますよ。
ぜひお近くにお出かけの際は、行ってみてくださいね。
Et Nunc Daikanyama
東京都渋谷区代官山町20番23号「Forestgate Daikanyama MAIN棟」
03-5422-3604
営業時間:9:30~18:30
定休日:なし(休業日あり)
【お問い合わせ先】
https://etnunc.jp/
取材・文/ 松本 阿貴