人との交流も戻りつつある今、久しぶりに会う友人、知人への手土産も気になるところ。せっかくならいつもとは違ったもの、相手の方が知らないものを贈りたくなりますね。最近登場したブランドやニューオープンのお店のスイーツをご紹介します。
焼き菓子ブランド「ETLE」
オンライン販売で高い支持を得ている「Mr.CHEESECAKE」。その田村浩二シェフが新たに手掛ける焼き菓子ブランドが「ETLE(エテル)」。3つのフレーバーのフィナンシェを販売しています。
フレンチレストランのシェフとして経験を積んできた田村シェフが、フランスの伝統菓子のひとつフィナンシェに注目し誕生させました。バターとシチリア産アーモンドをたっぷり使用したフィナンシェはしっとりした食感。
フィナンシェは「バニラトンカ」、「マーガオ」、「キャラメルウーロン」の3フレーバー。「バニラトンカ」はバニラとトンカ豆を合わせた芳醇な香り。リッチで香ばしい味わいが楽しめます。
「マーガオ」は台湾のスパイスでレモングラスと山椒を足したような爽やかな香り。マーガオに澄ましバターとオリーブオイル、少量のヨーグルトを加え、軽やかな味わいに仕上げています。
独特の香ばしさのある「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」のキャラメルを、焦がしバター、アーモンドに加えたフレーバー。鼻に抜ける香りの良さと香ばしさをまとった奥深い甘さが感じられます。
そのまま食べて美味しいフィナンシェですが、リベイクしたり、冷凍したりして風味や味わいの違いを楽しむのもおすすめです。
公式オンラインストア:https://etel-official.com/
数量限定販売の「CHEESE WONDER BLUE PENGUIN」
オンラインで限定販売を行っているのが「CHEESE WONDER」。その中でも夏限定で登場した「CHEESE WONDER BLUE PENGUIN(チーズワンダー ブルーペンギン)」(6個¥3,580)。山間地や平地での放牧酪農でつくった牛乳や平飼い飼育の鶏の卵を使ったお菓子をつくる「ユートピアアグリカルチャー」がこの夏新たに展開している冷凍で届くスイーツです。
自社牧場の生乳とマスカルポーネチーズを隠し味にプラスした、チーズソフトクリームを、クラッシュしたローストアーモンドとアーモンドクランチクッキーを混ぜたチョコレートの上に搾っています。
土台になっているのは、高温の鉄板で生地を挟んで一気に焼き上げた“プレスドアーモンドクッキー”。ザクザク食感のクッキーとアーモンド、ミルクチョコレート、そしてチーズソフトクリームの組み合わせが絶妙!
冷凍のまま食べるとアイスのような味わいが楽しめます。常温に10分程度置くことで半解凍状態になり、ソフトクリームのなめらかさが味わえます。ザクザクのチョコナッツとのコントラストが何とも言えない味わい。
ちなみに“ブルーペンギン”の名前の由来は、半分にカットしたフォルムがペンギンに似ているからだそうです。こちらは毎週金曜日の20:00から数量限定販売していますが、早々に売り切れてしまうので、時計を見ながらトライしてみてください。
CHEESE WONDER BLUE PENGUIN :https://www.utopiaagriculture.com/products/cheesewonderbluepenguin/
チーズと木の実の焼き菓子「THE DORS」
東京駅の「グランスタ東京」に6月26日(月)オープンの新ブランド「THE DORS(ザ・ドロス)」。チーズと木の実の黄金バランスが特徴のスイーツブランドです。ゴルゴンゾーラやクリームチーズなどにアーモンドやヘーゼルナッツを合わせた4種類の焼き菓子がそろいます。
看板商品でもある「フィナンシェ(ゴルゴンゾーラ&ヘーゼルナッツ)」(5個入¥1,296、8個入¥2,000)は濃厚なゴルゴンゾーラと皮付きヘーゼルナッツを組み合わせています。バターと百花蜜を使ったしっとり食感のフィナンシェです。
同じゴルゴンゾーラを使っているのが「クッキー(ゴルゴンゾーラ&アーモンド)」(10個入¥1,458)。こちらは皮付きのローストアーモンドを使用している香ばしいクッキー。側面にまぶしたシュガーが塩味を引き立てています。
冷凍で販売されている「ベイクドケーキ(クリームチーズ&アーモンド)」(1ホール¥2,160)は隠し味のラムレーズンとシナモンがアクセント。トッピングのスライスアーモンドの食感もいいですね。
そして季節限定が「フィナンシェ(カマンベール&レモン)」(5個入¥1,296)。カマンベールチーズとレモンの組み合わせが爽やか。生地のレモンミンチの食感がアクセントになっている上品な味わいのフィナンシェです。
東京駅でしか買えないスイーツはお土産にぴったり。チーズと木の実の黄金比をぜひ味わってみてください。
THE DORS :https://thedros.jp/
大人のためのメープルスイーツ「Mr.Maple」
かわいい男の子のイラストが印象的なパッケージの「ザ・メープルマニア」。その新ブランドとして誕生したのが「Mr.Maple」。メープル×洋酒の組み合わせが新鮮な大人のためのスイーツです。
「メープルラムケーキ」(1ホール¥1,730)は、メープルシュガーを混ぜ込んだ生地にアクセントとしてラムレーズンをプラス。ラムレーズンとメープルの組み合わせが大人におすすめの優しい味わいです。
「メープルラムマドレーヌ」(6個入¥1,520、12個入¥3,030)は1個ずつ小分けになっているのでシェアしやすいのもいいですね。こちらもメープルシュガーを練り込んだ生地にラムレーズンを合わせた味わい深い一品です。
現在は東京駅にしか店舗がないので、東京から地方へ帰省するときや旅行で東京に来たときに地元へのお土産などにぴったりです。
Mr.Maple:https://themaplemania.jp/mrmaple/#
チョコレートを主役にしたスイーツ専門店「RURU MARY’S」
6月21日(水)に東京・渋谷、青山通りにオープンしたのが「RURU MARY’S(ルル メリー)」。メリーチョコレートのブランドです。2017年に誕生したブランドですが、メリーチョコレート創業の地・渋谷に初の路面店ができました。
「RURU MARY’S」はデザイナーの川上恵莉子氏がデザインした花々のパッケージで知られています。どこか懐かしい雰囲気で独特の世界観を表しています。定番商品の「ショコラサブレ」はバター香るサブレクッキーの上にナッツをのせ、チョコレートでコーティングしたもの。ヘーゼルナッツ×スイートチョコレートと、マカダミアナッツ×ミルクチョコレートの2種類があります。
2枚入り(¥410)の箱は通常ブルーの箱ですが、表参道店限定のグリーン箱があり、ここでしか手に入らないものなのでギフトにおすすめ。手ごろな価格なのでプチギフトとしてもいいですね。
チョコレートをたっぷり使用した「ショコラテリーヌ」は、プレーンタイプの「ショコラテリーヌ」(¥2,268)、「ショコラテリーヌ オランジュ」(¥2,808)、「ショコラテリーヌ グリオット」(¥2,808)の3種類。ベネズエラ産カカオマス使用のカカオ分75%のチョコレート、北海道産バター、砂糖、卵というシンプルな素材で丁寧に焼き上げています。
表参道限定で販売されているのが「ルル ショコラ」(各¥378)。ピスタチオやあまおう苺、ローズミルクティーなど、食感と味わいが異なる10種類のチョコレート。3~12個で好きなものを選んで詰め合せられるので、自分チョイスのオリジナルギフトをつくれます。
ルルメリー:https://www.mary.co.jp/mary/ruru/
ブリュレがテーマのスイーツブランド「BRULEE MERIZE」
まだ少し先ですが、7月21日(金)に東京駅にオープンするのが新スイーツブランド「BRULEE MERIZE(ブリュレメリゼ)」テーマは“ブリュレ”。バーナーでブリュレしたスイーツが並びます。
このブランドのメインともいえる商品が「ブリュレクレームタルト」(4個入¥907~)。マダガスカル産バニラとラムの香りで芳醇なカスタード風味に仕立てたクリームをココットタルトに流し込み、直火で香ばしくブリュレした一品。中にはほろ苦いカラメルソースが入っています。
「ブリュレミルフィーユ」(5個入¥1,080~)はサクサク食感のパイに、カスタード香るショコラクリームをサンドした焼き菓子。芳醇なラムバニラの薫りがクリームのコクを引き立てています。
「ブリュレフィナンシェ」(4個入¥1,134~)は北海道発酵バターとスペイン産アーモンドを使ったしっとりジューシーなフィナンシェ。表面を香ばしく焦がしたブリュレショコラスプレッドを埋め込んでいます。
夏休み時期のオープンなので、東京駅から帰省したり、旅行で利用したりする機会も増えるタイミング。自分用にも手土産にもぜひチェックしたいスイーツブランドです。
BRULEE MERIZE :https://www.instagram.com/bruleemerize/
どれも気になるスイーツばかりで迷ってしまいますね。手土産としておすすめですが、自分用にも忘れずにゲットしておきたいところ。暑い日が続く中でのご褒美スイーツとしてもぜひチェックしてみてください。
取材・文/岡部礼子