台湾を訪れたら、一度は立ち寄ってほしいのがコーヒーショップ。今月はレトロっぽい雰囲気が魅力の喫茶店と、フォトジェニックなゆるカフェをご紹介します。
教えてくれたのは
保谷早優怜(ほうやさゆり)さん
旅作家。全日空入社後、 2度の台湾留学を経て旅ライターに。All About台湾・台北ガイドは今年で12年目。著書『台湾・ 香港deワーキングホリデー』『幸せめぐり旅 台湾』『台湾美食』など。
【TRENDY】フォトジェニックなゆるカフェ「不想上班 只好喝拿鐵」
「仕事したくない、ただ美味しいラテを飲んでいたい」という、なんともゆるいネーミングのカフェ。かなり狭いけど、居心地満点。
盛り上がったミルクフォームにふりかけた黒糖のザクザクした感じがたまらない、黒糖拿鐵(黒糖ラテ)90元(約¥310)。これだけ黒糖をのせても泡がつぶれないんです。
4文字ワッフル「四個字」80元(約¥280)は手前から「仕事したくない」と、「今晩ほしい♡」という色っぽいメッセージ。
かわいいロゴグッズ。台北の中心地から離れた内湖エリアにある隠れ家!
【Shop Data】
不想上班 只好喝拿鐵(ブーシャンシャンバン ヂーハオフゥナーティエ)
住所:台北市内湖区江南街116巷2号
電話番号:0966-859-605
営業時間:7:30~17:30(月~金) 8:30~17:30(土・日)
定休日:無休
【CLASSIC】レトロな雰囲気の喫茶店「蜂大咖啡」
1956年創業。レトロな外観にずらりとならんだお菓子の瓶がかわいい。奥が喫茶店になっており、朝はおじいちゃんたちが新聞を広げていたりして、客層も地元の人ばかり。挽きたてのコーヒーはとても美味しく、毎朝通いつめたくなるほど。
蜂大総合咖啡100元(約¥350)。奥にあるのは緑豆糕と花生糕のお菓子120元(約¥415)。和菓子のように見えて、ものすごくコーヒーと合うから、お試しを!
西門町駅から歩くと、店の少し手前からコーヒーのいい香りが漂います。希少な台湾阿里山コーヒーもお店で飲めます。
【Shop Data】
蜂大咖啡(フォンダーカーフェイ)
住所:台北市萬華区成都路42号
電話番号:02‐2371‐9577
営業時間:8:00~22:00
定休日:無休
台湾行くなら覚えておこう!実は希少な「台湾コーヒー」
台湾のコーヒーの起源は清の時代からで、1941年には日本に輸出するためのコーヒー豆が古杭という場所でつくられていました。日本統治の終わりとともに、台湾のコーヒー栽培も廃れていきましたが、ここ8年くらいで台湾コーヒーのよさが再評価され、今では台湾のあちこちで飲むことができるようになりました。希少な品のため、台湾から外へ輸出することがあまりなく、豆を求めてわざわざ海外からやってくる人もいるほど。阿里山コーヒーは豆の生産量が少ないため、売り切れてしまったら次の入荷まで待たなければならないので、出合えたらラッキーなお土産かもしれません。
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撮影・取材・文/保谷早優怜 構成/長南真理恵
Mart2019年12月号
ビギナーだって楽しみたい「美味しい台湾!」今度行くならこんな店 vol.4 より