夏から秋にかけて7割が身体の不調を経験 秋バテ予備軍は8割
秋バテに有効な食材は根菜類・りんご 石原新菜先生監修 秋バテ簡易チェックシート・正しい秋バテ対策チェックテスト 秋バテ対策3つのポイント
バンザイ運動などすき間時間にできる秋バテに効くエクササイズ
今年も秋が近付いてきました。過酷な夏を乗り越え「冷え」や「疲れ」を残したまま、気付かないうちに「秋バテ」の症状が出ているかもしれません。この度、健やかな暮らしを提案するリンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)は、医師の石原新菜先生に監修いただき、全国20~60代の男女計1,000名を対象とした「秋バテ」に関する意識調査を実施しました。
<主な調査結果>
夏から秋にかけて7割が身体の不調を経験 不調の原因は「気温差」だけ!?
夏の過ごし方を総点検 冷房に負担を感じながら半袖で過ごす!?
この機会に見直したい「食生活」と「運動習慣」 現代人は食べ過ぎ&運動不足
石原先生監修「秋バテ簡易チェックシート」 4問以上当てはまる「秋バテ予備軍」は8割
女性は秋バテになりやすい? お腹の冷えに要注意
石原先生監修「正しい秋バテ対策チェックテスト」正しい秋バテ対策ができている“秋バテ対策優等生”は1割
秋バテに多い昼間の眠気・気分の落ち込み 秋バテの症状には身体を温める
秋バテ対策は食事の見直しから 身体を温めるには根菜類 果物はりんごがおすすめ
医師・イシハラクリニック副院長
石原 新菜先生
2006年3月卒業後、大学病院で2年間の研修医を経て、現在は父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』、『研修医ニーナの731日』等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。テレビ東京「主治医が見つかる診療所」レギュラー出演中。
夏から秋にかけて7割が身体の不調を経験
不調の原因は「気温差」だけ!?
今回の調査の結果、夏から秋にかけて身体の不調を感じる方は7割にのぼり、特に多い症状は「昼間の眠気」、「気分の落ち込み」「冷え」でした。性別・年代別では、特に40代女性は3割が「頭痛」、30代は3割が「便秘・下痢」の症状に悩んでいることが分かりました。
身体の不調を感じたと答えた方に、考えられる原因を聞きました。その結果、最も多い回答は6割が「気温差」、続いて3割が「運動不足」「冷房の効きすぎ」でした。
【石原先生コメント】
秋の朝晩の寒暖差も不調の原因ですが、夏の間の冷房や冷たい飲食で身体が冷えて血行が悪くなってしまったことも不調の原因です。夏は暑いので冷房がかかせませんが、室内でできる運動や湯舟につかるなど、身体を冷やさない対策が重要です。
夏の過ごし方を総点検
冷房に負担を感じながら半袖で過ごす!?
石原先生によれば、夏の過ごし方次第で身体にダメージを与えてしまい、そこに気温差が加わることで体調を崩してしまいます。夏に負担を感じる冷えや寒さについて聞いた結果、 5割が「屋内の冷房」と回答し、20代~40代の女性に多いことが分かりました。
また、夏の過ごし方について聞いた結果、 8割が「半袖で冷房の中を過ごした」と回答し、この設問でも20代~40代の女性に多いことが分かりました。
【石原先生コメント】
冷房で冷えを感じている人が半数いるにも関わらず、冷え対策をしていない人が多い現状から、夏の冷え対策の重要性を広める必要性があると思います。外にいるときは熱中症対策が重要ですが、室内にいるときの冷え対策も同じく重要であることを知っていただき、夏の不調、そしてその不調を秋に引きずらないことが、秋バテの予防につながります。
この機会に見直したい「食生活」と「運動習慣」
現代人は食べ過ぎ&運動不足
私たちが身体のためを思って続けている習慣に、落とし穴が潜んでいるかもしれません。そこで、食生活と運動習慣に関して聞きました。
食生活については、7割が「毎日3食食べることが多い」「いつも決まった時間に食べることが多い」と回答しました。
運動習慣については、1日の運動量が30分未満(全くしないを含む)の方が男女ともに半数以上を占め、女性は5割が全くしないと回答しました。平均体温は運動習慣の有無に関わらず、36.5℃未満が半数以上を占めました。
【石原先生コメント】
現代人の運動量の少なさと高カロリーの食事からすると、1日3食をしっかり食べることは必ずしも必要でありません。また、最近は低体温の人が増えていることも気になります。その原因として筋肉量の減少があります。体温の約40%は筋肉がつくっているため運動不足は低体温につながります。ウォーキングやスクワットなど、大きな筋肉がついている下半身を使う運動をすると、効率よく体温を上げることができます。
過酷な夏を乗り越え「冷え」や「疲れ」を残したまま、気づかないうちに「秋バテ」の症状が出ているかもしれません。
「秋バテ簡易チェックシート」で秋バテの可能性がないかチェックしてみましょう。
【石原先生コメント】
秋バテの原因は寒暖差による自律神経の乱れと、寒暖差による冷え、そして夏の冷えをひきずっていることです。夏の冷えの原因は冷房や冷たい飲食で内臓が冷えているために起こる内臓冷え。内臓が冷えることで、胃もたれや食欲不振、胃痛、便秘・下痢などの胃腸の不調、むくみやすさ、生理痛・生理不順などの原因になります。
「秋バテ簡易チェックシート」に関して、石原新菜先生に解説していただきました。
【石原先生コメント】
4個以上チェックがついた人は、秋バテの可能性がありますので、適度な運動、毎日必ず湯船につかる、温かいものを食べたり、飲んだりすることを意識していけば、不調も改善されていきます。また、これらを行うことで自律神経が整えば、質の良い睡眠へとつながり、気分の落ち込みなども軽減していきます。
石原先生監修「秋バテ簡易チェックシート」
4問以上当てはまる「秋バテ予備軍」は8割
秋バテの可能性を調べる全10問の簡易テスト「秋バテ簡易チェックシート」を、石原先生に作成していただきました。今回の調査の結果、4問以上にチェックがついた秋バテ予備軍が8割いることが判明しました。当てはまる方が最も多い項目は「1.冷たい飲み物が好き」で、反対に最も少ない項目は「2.食欲がない」でした。
【石原先生コメント】
今回の調査では、身体を冷やしてしまう生活習慣を続けている人が多くいることが分かりました。冷たい物をたくさん飲むことで、身体のだるさにつながり、秋バテの症状が出てしまいます。身体を温める効果のある食材を取り入れるなどの対策が必要です。また、「疲れやすい」方が多いこともわかりました。ようやく涼しくなってきたのにもかかわらず、疲れやすいなどの身体の不調が続いている状態は秋バテの特徴といえます。秋の朝昼夜の寒暖差や長雨などの低気圧の影響が加わって起きていることが多いです。基本の生活を整え、一日の中でリラックスする時間を取り入れることで自律神経を整えることが重要です。
女性は気温の変化に弱い?
お腹の冷えに要注意
「秋バテ簡易チェックシート」の結果を性別で比較すると、 7割の女性が「9.暑さ、寒さに弱い」と回答し、男女で差が見られました。
【石原先生コメント】
女性に冷え性が多いのは男性に比べて熱をつくってくれる筋肉が少ないからです。手先や指先の冷えを感じている人は多く、お腹の冷えを自覚している人が少ない結果がでました。私は診察時には必ずお腹を触りますが、実はお腹が冷たい人は多いのです。普段からお腹を触ってみることも冷えを自覚するためにも大事です。
気付かぬうちに秋バテになりやすい生活をしているかもしれません。
このテストで秋バテ対策についてチェックしてみましょう。
「正しい秋バテ対策チェックテスト」に関して、石原新菜先生に解説していただきました。
【石原先生コメント】
身体が冷える原因は沢山あります。運動不足やシャワーだけの習慣、食べ過ぎや水分の摂りすぎ、南国のフルーツや夏が旬の野菜なども冷えますし、(陰性食品・陽性食品は漢方の考え方)、さらにストレスなども冷える原因です。
このことを知って、少し気を付けるだけでも、かなり変わってくるはずですので、冷えの原因と正しい冷え対策を知っていただけると、夏の冷え、そして秋バテの予防につながりますね!
石原先生監修「正しい秋バテ対策チェックテスト」
正しい秋バテ対策ができている“秋バテ対策優等生”は1割
秋バテ対策を確認する簡易テストを、石原先生に作成していただきました。今回の調査の結果、全10問の「正しい秋バテ対策チェックテスト」において、8点以上得点した“秋バテ対策優等生”は全体の約1割に留まりました。特に間違いが多い項目は「6.アルコールはなるべく控えたほうがいい(正解は×) 」、続いて「➉水は一日に2リットル取ると良い(正解は×) 」でした。
石原先生によるチェックテストの解説は10ページをご覧ください。
【石原先生コメント】
夏の身体を冷やす習慣が秋バテにつながることを知っている人は少ないでしょう。
しかし、冷房をかけながら過ごす暑い夏でも冷えない対策をしっかりすれば、体調を崩すことなく秋を迎えることができるので、正しい冷え対策、秋バテ対策を広める必要があります。
秋バテに多い昼間の眠気・気分の落ち込み
秋バテの症状には身体を温める
根本的な秋バテ対策には「正しい秋バテ対策チェックテスト」の通り生活習慣を見直すことが必要です。秋バテに多い症状を緩和するために、どのような対策をとることが多いか聞きました。気になる対策について石原先生にコメントしていただきます。
【石原先生コメント】
昼間の眠気や気分の落ち込みなどは、自律神経の乱れが原因です。質の良い睡眠がとれるとかなり改善されるので、適度な運動、湯船に浸かる、温かいものを摂る、腹式呼吸など、身体を温めることを意識しましょう。
女性に多く見られる便秘や下痢は、腸の血流が悪いことから起こります。その多くの原因が冷えのため、腹巻で腸を温めて腸内環境を良くしましょう。頭痛も上半身の冷えが原因で起こることが多いです。秋バテの症状の多くは、身体を温めることで緩和する可能性が高いです。
秋バテ対策は食事の見直しから
身体を温めるには根菜類 果物はりんごがおすすめ
秋バテには身体を温めることが有効とされています。身体を温めたいときにどのようなものを食べるか聞いたところ、「ホットドリンク」が過半数、「スープ・シチュー」が5割という結果でした。
よく食べるフルーツについては、「バナナ」が最も多く、身体を冷やしやすいフルーツが人気でした。
身体に良いと分かっていても、料理に負担を感じて思い通りに食材がとれていない方も多いのではないでしょうか。料理をするうえで負担に感じることについて聞いてところ、「献立を考える」が過半数と最も多い結果になりました。続いて、「後片付け」「栄養バランスを考える」が上位にランクインしました。
【石原先生コメント】
身体を温める食材としておすすめなのは、例えば、りんごのように冬が旬のものや、にんじんのような根菜類、そして、しょうがやネギなどの薬味や、シナモンなどのスパイスを活用するのが良いでしょう。
季節の変わり目で原因不明のだるさや体調不良に悩んでいる方は「秋バテ」の可能性が高いかもしれません。秋を気持ちよく迎えるために、石原先生に「秋バテ対策 3つのポイント」を教えてもらいました。
【調査概要】
調査時期: 2022年7月12日~7月15日
調査方法: インターネット調査
調査対象: 20~60代男女 計1,000人
調査エリア: 全国47都道府県
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【リンナイ調べ】とご明記ください。
石原先生に、冷えにくい身体に近づくための運動方法を教えていただきました。忙しい毎日でも、すき間時間を活用して、秋バテに負けない身体をつくりましょう!
<参考情報>石原先生おすすめ 秋バテ対策の食材を使ったレシピ
レシピアプリ「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」を使えば、今日の献立が簡単に見つかります。豊富なメニューの中からレシピを選んで、下ごしらえをすれば、あとはアプリ対応コンロにレシピを送信するだけ。オート調理で手間なく、美味しい料理を誰でも作ることができます*1。また、「おまかせタイマー調理」であれば、いつものガスコンロに搭載されている便利機能「温度調節機能」や「湯わかし機能」を「タイマー機能」と併用することで、毎日の料理を普段よりも格段に手間なく行うことができます*2。
*1: 「+R RECIPE」には、対応コンロが必要です。*2: 「おまかせタイマー調理」には、センサー付きガスコンロが必要です。
【石原先生コメント】
冬が旬のものや根菜類は身体を温める性質があります。またしょうがやネギなどの薬味、シナモンなどのスパイスを毎日のお料理や飲みものに活用するのがオススメです。薬味やスパイスは胃腸の働きを良くして消化吸収を助け、さらには全身の血行をよくして身体を温める作用があるので、積極的に摂ることで秋バテに対応し、これからの寒い季節も乗り越えましょう。
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