大阪市内へのアクセスも良く、子育て中のファミリーが多い大阪府・堺市。今まさに育ち盛りの子どもを育てている真砂さんと植谷さんは子どもが同じ幼稚園に通っていて仲良くなったとか。2人は料理が好きで、特に元デザイナーの真砂さんはデコ弁づくりが趣味。最近デコ弁づくりに取り入れているのがカマボコでできた「ととしーと」です。
工作感覚で料理が楽しめる
富山のカマボコの老舗がつくる「ととしーと」
ととしーと(8色セット)800円
富山県の名産品の一つが細工カマボコ。そんな富山県で昭和2年に創業した「生地蒲鉾」が考案したのが、カマボコをシート状にした「ととしーと」です。柔らかく弾力のあるシートは、好みの形に切ったり、型抜きしたりと細工することが可能な便利食材。
「魚の風味がしっかりしていて美味しいので、魚が苦手な子どもも食べやすいですね。塩気もあるので料理の味のアクセントにもなります」(植谷さん)
カマボコといえば白色やピンクが一般的ですが、富山県では水色や紅色が主流。「ととしーと」は全8色とカラバリが豊富なのも特徴です。
「これまでは市販のカマボコを食紅などで染色していましたが、『ととしーと』は袋から出してすぐに使えます。時間の短縮はもちろん、お弁当の彩りを添えるのにとても便利なんです」(真砂さん)
今回は、「ととしーと」を使ったデコ弁のつくり方をご紹介します。
「ととしーと」を使ったデコ弁のつくり方
【1】好きな形にカット
「ととしーと」はハサミでカットできる柔らかさなので、好きな形に自在に切ることができます。写真は黄色のシートをパイナップルの形に切り取り。
クッキーや紙用の抜き型を使えばより簡単にかわいい形にカットすることができます。忙しい朝や、不器用さんにはこの方法がおすすめ。
【2】あとは具材の上にのせるだけ!
他の食材との組み合わせを考えながら、「ととしーと」を弁当箱に詰めていくだけで完成。「パイナップルはいんげん、のりと組み合わせてみました」(真砂さん)
かわいいデコ弁をつくるコツはテーマを決めること
デコ弁が趣味の真砂さんがおすすめするのは「最初にテーマを決めること」。今回は「Summer」をテーマに、夏らしいモチーフを取り入れてつくってもらいました。スイカやパイナップル、ヒマワリなどつくりたいモチーフのラフを起こし、どこに「ととしーと」を使うかをメモしておきます。「デコ弁はいろいろな食材を使うので、あらかじめ何をつくるか絵にしておくと作業が素早くできます」(真砂さん)
遠足で話題になるかわいいお弁当を!
普段は給食の小学生ですが、遠足の際のお弁当はママの腕の見せどころ。定番であるおにぎりや玉子焼き、エビフライなどを詰めたお弁当も、型抜きした「ととしーと」を散らせば賑やかに演出できます。
「『ととしーと』は発色がいいので、お弁当をカラフルにしてくれます。切ってのせるだけで簡単にカラフルに飾れるので重宝しています」(真砂さん)
「ととしーと」は折り紙をカットして細工するような感覚で使える食材。お弁当に簡単に彩りが添えられて、巻いたり編み込んだりというアレンジも可能です。これを機に「ととしーと」でデコ弁づくりにチャレンジしてみて。
【お問い合わせ先】
生地蒲鉾
http://www.kamaboko.org
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撮影/テラサカトモコ 取材・文/柴山小枝