働きながら子育てするママたちの集まりや、サークル活動、企業家ママの集まりがさかんな横浜エリア。3人はそうした活動の中で知り合い、刺激を受け合う仲です。
今までの生活で引っ越しが多かったことから、全国各地で美味しかった食品をお取り寄せしている佳田さん。特に周囲にすすめているのが愛知県のみそ蔵がつくる「おかずみそ」です。
甘じょっぱい味わいがご飯にぴったり
愛知の老舗みそ蔵がつくる「おかずみそ」
『おかずみそ』は、愛知県知多郡のみそ蔵が出しているごはんのお供。麦麹、豆麹、米麹と3種類の麹を発酵させ、野菜やしょうがを加えた自然食品です。甘みそにたまり醤油が加わった、濃いめの甘辛い味わい。大豆がゴロゴロ入って麹の粒感も残っているので、食べ応えもあります。
愛知の知多半島は昔ながらの製法で豆みそをつくる蔵が残っていることで有名な地域。『おかずみそ』をつくっている中定商店は、知多半島で創業137年の老舗のみそ蔵です。もともと『おかずみそ』は蔵で働く人たちの“まかない”のようなものだったとか。
「母の実家が近いので実際にみそ蔵にも行ったことがあり、もう何年もお取り寄せしています」(佳田さん)
そのままごはんや野菜、焼いたお肉や魚にのせて食べても美味しいのですが、今回はアレンジレシピも教えてもらいました。
「おかずみそ」アレンジレシピ
【1】豆腐のカナッペ
フードコーディネーターとしても活躍する佐川さんが教えてくれたのは、豆腐のカナッペ。水切りした豆腐の上に、おかずみそとクリームチーズや梅などを混ぜたものをトッピングした、ワインにも合うおつまみレシピです。
<材料>(カナッペ10個分)
木綿豆腐…半丁(150g)
クリームチーズ…100g
梅干し…1粒
はちみつ…少々
おかずみそ…小さじ2
大葉…10枚
きゅうり…1/3本
ミニトマト…2個
つくり方
【1】豆腐を水切りし、10等分にカットする。
【2】きゅうりとミニトマトを輪切りにする。
【3】梅干しは種を取り除き、はちみつをほんの少しかけて粗く刻む。
【4】【3】とクリームチーズ、おかずみその豆や麹部分を入れ、軽く混ぜる。
【5】お皿に大葉をのせ、【1】の豆腐を置き、その上にきゅうり、またはミニトマトの輪切りをのせ、さらに【4】を丸くのせる。
【6】上から、おかずみそのたまり醤油をかけて完成。
「クリームチーズとおかずみそは相性ばっちり。ポイントは、クリームチーズのトッピングが水っぽくならないよう、クリームチーズには大豆や麹部分だけ混ぜ入れ、たまり醤油は最後に少したらすこと。梅干しやトマトの酸味が合うので、ほかにはトマトソースに少し加えテコクを出したり、生春巻きのつけダレにマヨネーズと合わせて使うのもおすすめです。ビンを開けたときに『プシュッ』と音がして、麹が生きている感じがしたので、加熱せず生のまま使うほうが腸活にも良いと思います」(佐川さん)
【2】ゴロゴロ根菜サラダ
佳田さんは、子どもと一緒に料理するのがおすすめという「ごろごろ根菜サラダ」のつくり方を教えてくれました。
材料(4~5人分)
好みの根菜(今回は、ごぼう1/2本、れんこん5㎝、にんじん1本)
ツナ…1/2缶
おかずみそ…大さじ1
マヨネーズ…大さじ2
スライスチーズ…1枚
つくり方
【1】根菜は一口大に厚みをそろえて切り、水にさらす。
【2】【1】をゆでて湯切りし、冷ます。
【3】【2】にツナ、おかずみそ、マヨネーズを加えて和える。
【4】スライスチーズを手でちぎりながら入れて混ぜる。
「野菜は大き目に切るので、子どもにもお手伝いしてもらいやすいですよ。味つけのときあえるのも、チーズをちぎるのも一緒にできるので、食育におすすめのサラダです。ツナとスライスチーズを加えることでコクが出て、子どもが食べやすい味になります」(佳田さん)
試食した林さんは「私は料理が得意じゃないので、ごはんにかけたりする程度でしたが、どれもおかずみその風味が効いていて豆や麹のうまみが感じられるし美味しい! チーズや豆腐、野菜にも、とっても合うんですね」と、新しい発見をした様子。
「我が家では卵かけごはんにかけて食べるのが気に入っています。おかずみそが生卵にからんでマイルドになり、たまり醤油が効いて一味違った卵かけごはんになりますよ」(林さん)
活用レシピも幅広い「おかずみそ」。保存料、添加物が入っていないので、家族みんなで安心して食べられます。
おかずみそ 220g ¥370(税抜き)/中定商店
【お問い合わせ先】
中定商店 http://www.ho-zan.jp
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撮影/山下忠之 取材・文/富田夏子