秋には本番を迎える幼稚園・小学校受験。「あと8か月しかない!」と、今からドキドキしている方も多いのでは? そんな、「お受験までに、ママは何をしたらいいの?」に応えてくれるセミナーを取材してきました。
何を着ていけばいいの?
「ご両親の面接では学校に嫌悪感や失礼さを感じさせない、きちんとした印象を与えるスタイルが大切です」と渡辺陽子さん。渡辺さんは、有名私立学校の制服デザインを手掛けるコージアトリエのデザイナーであり、ご自身もお子さんのお受験を経験したママのお一人。
長丁場の受験だからこそ「3シーズン着こなすことを意識!」
小学校受験では面接本番だけではなく、春から秋にかけて学校訪問、説明会、行事見学、数々の私立小学校が参加する合同フォーラム等への参加など、ママが出向く機会は多いもの。
「夏場の活動では汗ばむことも多く、洗濯できるウォッシャブル素材のものがおすすめ。私自身、本番向けのもので臨んでいたら、その都度クリーニングを出して、取りに行くのが大変だったんです。活動に専念するためにも、季節に合わせた素材使いのものを準備しておけば安心ですよ」と渡辺さん。
春から秋へと3シーズンを着こなすには、ワンピースに合わせやすいカーディガンもあると便利。空調などによる体温調節にも対応できると安心です。
カーディガン3192Y032 ¥35,000(コージアトリエ)
本番のワンピースを選ぶ際は、落ち着いた濃紺で清楚な印象を与えるスタイルに。着席シーンが多いので、型崩れやシワになりにくいものを選んで。座ったとき、膝が出ないスカート丈であることを確認しましょう。
せっかく買うなら「受験以外も着まわせるもの」がおすすめ
「せっかく揃えるならば、面接以外でも活躍できるものがいいですよね。ジャケットで隠れる部分にデザイン性のあるものなら、食事会など、他のシーンでも着まわすことができます。例えばこのように、パールのネックレスを合わせれば華やかなシーンでも使えますよね」
ジャケット 3182TS352 ¥63,000、中に着たワンピース 3182TS431 ¥60,000(共にコージアトリエ)
「スーツに合わせるバッグは、床に置いても自立し、収納力があるものを選んで。サブバッグは、B4サイズが入る大きさに。願書や、子どもの着替えや体操服、待ち時間用の折り紙など案外たくさん持ち歩きます。パパのスリッパや雨具が必要な場面もあるので、それらを想定したサイズがおっすすめです」
受験が近づくにつれ、子どもにかかりきりになり、自分のことはおざなりになりがち。まだ時間の余裕がある春こそ、ママ自身の準備を始めておけば、直前期に慌てずに挑めますよ。
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撮影/石田純子(光文社写真室) 構成・文/加藤文惠