野菜炒めは簡単なようで炒め方や味つけ加減に悩まされる料理。今回、中村さんが教えてくれたのは、シャキシャキした野菜本来の味を生かせるタイ風野菜炒めです。コクがあって、ご飯がモリモリ進みそう!
野菜炒めに飽きたら
パックブーンファイデーン風に!
「パックブーン ファイデーン」とは、タイの家庭料理として愛されている空心菜の炒め物。
「タイ料理店に行ったら必ず頼む、大好きなメニュー。空心菜は、手に入りやすいチンゲンサイで代用しました。葉と茎の部分を分けてから細切りにすることで、空心菜に近い食感になりますよ。ポイントは野菜を炒めすぎないこと。切った野菜に調味料を混ぜておき、サッと炒めればOK。本来は塩気が強いタイの味噌〝タオチオ〞を入れますが、味噌と塩で代用。味噌を入れるとコクがプラスされます」(中村さん)
「チンゲンサイとパプリカのタイ風炒め」のレシピ
「本場レシピよりも赤パプリカをたくさん入れて、鮮やかな見た目に。辛い味つけにしたい場合は、赤唐辛子やこしょうを足してみてくださいね。」(中村さん)
【材料(2人分)】
- チンゲンサイ …… 2株
- 赤パプリカ …… 1/2個
- にんにく …… 2片
- A[オイスターソース … 大さじ1、鶏ガラスープの素 … 大さじ1/2、味噌(あれば合わせ味噌) … 小さじ1、酒 … 小さじ1、砂糖 … 小さじ1、塩 … ひとつまみ]
- 油 …… 大さじ1
【つくり方】
- チンゲンサイを葉と茎の境い目あたりで切ったら、縦に5㎜幅くらいの細切りにする。赤パプリカもヘタと種を取り、縦に5㎜幅くらいの細切りに。にんにくは芽を取ってから包丁の腹で潰しておく。
- ボウルにチンゲンサイと赤パプリカを入れて、混ぜ合わせたAを加えて混ぜる。
- フライパンに油とにんにくを入れ弱火にかける。にんにくの香りが立ってきたら強火にし、②を入れて手早く炒めたら完成。茎がしんなりしすぎるとベチャッとしてしまうので、葉っぱが少ししんなりするくらいでOK。
【ポイント】
\空心菜の代わりに/
手に入りやすいチンゲンサイで代用。
チンゲンサイの切り方を工夫し空心菜に近い食感に
調味料を加えてから炒め、火を通しすぎないように
【中村明花さんプロフィール】
なかむら・さやか/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する、4歳の女の子のママ。調理士免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持つ。夫でサッカー選手の細貝 萌さんの移籍によりタイ在住。
\日本人のママ友を呼んでランチしました♪/
「最近、日本人のママ友が少しだけ増えました。感染予防対策に気を配りながら、わが家にお招きして昼ごはんを食べてもらったり、子連れでも行きやすいごはん屋さんや子どもの遊び場に出かけたり。海外にいながら日本語で会話ができるって気持ちが楽だなぁと改めて実感! ママ友に感謝♡」
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撮影/山下忠之 スタイリング(料理)/鮓本美保子 取材・文/長南真理恵 構成/Mart編集部
2020年10月号
中村明花さんのおかずに飽きたら”タイの知恵” Vol.13
野菜炒めに飽きたらパックブーンファイデーン風に! より