【Mart8月号 佐藤アツヒロさん連載撮影裏話】ペスカトーレな午後

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「自分の意志でジャニーズに長くいるからこそ、考えて動いて挑戦することの大切さを私たちに教えてくれたんだと思います」(2020年6・7月合併号『プロを考える』より)

「今の自分を否定する必要がないという言葉にはっとさせられました。自分のままでいい、なかなかそう誰かに言ってもらう機会がないから勇気づけられました」(2020年3月号『失敗ってどんな経験?』より)

こじらせ男子が語る連載って?

佐藤アツヒロさんが、毎号ひとつのテーマについてじっくり語る連載「こじらせ男子でなにが悪い」に寄せられる感想は、世代を問わず(下は10代上は60代の方まで!)、自分に優しく向き合えるようになれるといったものが多くみられます。光GENJIを経て、22歳で卒業となり、舞台の世界に飛び込み、多くの喜怒哀楽を体験してきたからこその言葉、最新号でも「自由」について存分に語っていただいています。ちなみに、「こじらせ男子」とは決して悪い意味ではなく、物事を深く考え、相手の気持ちと自分の気持ちに寄り添えるという意味で、あえて使わせていただいています。

発売中の8月号のアツヒロ語りのテーマは「自由」について

8月号はどんな撮影現場だったの?


テーマは「アツヒロさんが休日に料理をするとしたら」。得意料理をお聞きしたところ「ペスカトーレ」がお好きで、以前は作ってらっしゃったとのこと。それならば、男性がラフにカッコよく料理するシーンを撮影してみたい。そう考え、スタジオイメージを「ニューヨークのアパートメント」とし、場所を探しました。白ベースのすっきりしたインテリアに、ところどころおしゃれな雰囲気が漂う都内のスタジオに決定。軽く白ワインかなにかを飲みながら、ささっと作るシーンを想定して小道具等も準備しました。

会話をしながら引き出したい「素顔」


こじだん撮影の現場の特徴は、会話が多いところでしょうか。真剣に集中しながらも、時折ジョークが飛び出したり、誰かの発言でチームみんなが笑っていたり……。今回は特に、本当になにげない日常会話を皆でしながら、「気が付いたら撮られていた」とご本人がおっしゃるほど自然な流れで撮影をさせていただきました。実際に玉ねぎやエビをむき、食材を炒め、茹でたパスタをソースにからめる一連の作業をやっていただき、カメラマンが前から横からアングルを変えてさまざまに撮影してくださったのでした。

調理シーンの後は、窓際のソファへ移動し、リラックスシーンの撮影へ。近所のカフェでテイクアウトしたドーナツを召し上がっていただきながら、コーヒータイムの様子を撮らせていただきました。撮影の際、事前にスタッフがテスト撮りをするのですが、アツヒロさんの場合はさらにそこからご自身でさまざまなシチュエーションを考えてくださり、バリエーション豊かに撮れるのもさすがだなと思うばかりです(その分、選びたくなる写真ばかりになり、セレクトがちょっと大変だったりします)。


こちらは、エプロンや衣装の候補たち。たくさんある中から、スタイリストさんとアツヒロさんを中心にチームで決定します。いちばん手前のものが、誌面採用になった「AWESOME STORE(オーサムストア)」のエプロンです。


だんだん、ペスカトーレも完成に近づいてきました。レシピはアツヒロさんの作るペスカトーレからヒントを得て、フードスタイリストさんが考案してくださっています。

「こじだんペスカトーレ」レシピ(2人分)

【材料】
※エビ、イカ、あさりはシーフードミックス利用でもOKです
エビ(大) 150g
イカ 1杯(胴のみ使う)
砂抜きあさり 150g
基本のトマトソース(※下に作り方あり) 300g
白ワイン 大さじ1
赤唐辛子 2本
スパゲッティ 200g
塩・黒こしょう 適量
オリーブオイル 適量
パセリ 適量

【つくり方】
1.エビは尾を残して殻をむき、尾を庖丁でしごき、背を開いて背ワタを取り除く。イカは1㎝幅の輪切りにし、エビと一緒にパセリの茎と塩、こしょうで下味をつける。

2.フライパンにあさりと白ワインを加え、蓋をして強めの中火加熱し、あさりが開いたらあさりを取り出す。

3.2にトマトソースとタネを取り除いた唐辛子加えて煮詰める。

4.別のフライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、エビとイカを加え色が変わるまで炒め2に加える。

5.パスタ鍋に湯を沸かし、塩、オリーブオイルを加えて袋の表示時間度入りにゆで、4に加えてザックリと混ぜパセリをちらす。

※基本のトマトソースのつくり方

トマトホール缶(カットタイプ) 1缶
たまねぎ 1/2個(100g)
にんにく 2かけ(16g)
白ワイン  大さじ2
ドライバジル  小さじ1/4
塩 小さじ1
オリーブオイル  30ml

1.たまねぎは繊維に沿って薄切り、にんにくは芽があったら取り除き、繊維を断つように薄く切る。

2.鍋ににんにくとオリーブオイルを熱し、香りが出たらたまねぎを加え、2~3分しんなりするまで炒める。

3.2に白ワインを加え煮立ったらトマト水煮缶、塩、ドライバジルを加え、沸騰したら軽く蓋をして中火で20分煮込む。

レシピ作成/上島亜紀

ATSUHIRO’S EYE


撮影/ATSUHIRO SATO

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