韓国エンタメが楽しめるチャンネルMnetの視聴者からの投票を元に行われる「2022 Mnet Japan Fan’s Choice Awards」の授賞式が開催され、今年を振り返りK-POPファンの視聴者が選んだ各賞に注目。「K-POPは推し以外よくわからないけど気になる!」という入門段階の皆さんに、冬休みにゆっくりチェックしてもらいたい曲やアーティストをご紹介します。
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授賞式にはTBSドラマ『君の花になる』の8LOOMも登場。会場を盛り上げたパフォーマンスの数々も必見
ゲストアーティストには最終回を迎えたばかりのTBSドラマ『君の花になる』から生まれた期間限定7人組ボーイズグループ8LOOMが登場しパフォーマンスを生披露。会場は大いに盛り上がりました。 撮影/Mart編集部
DRIPPIN(ドリッピン) 5月に日本デビューのボーイズグループ。この日はThe Oneを披露 ⓒ CJ ENM Japan
woo!ah!(ウーア) Dangerがバズり中のガールズグループ。この日はRollercoasterを披露 撮影/Mart編集部
JO YURI(チョ・ユリ) IZ*ONEではメインボーカルとして活躍後、ソロデビュー。 この日はLove Shhh!を披露 撮影/Mart編集部
TO1(ティーオーワン) すべてのKCONに出演と活躍が目覚ましい9人組。この日はFreeze Tagを披露 ⓒ CJ ENM Japan
来年デビューを控えたLIMELIGHT(ライムライト)はStarLight披露 撮影/Mart編集部
新人アーティストが選ばれる「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」にはこれから注目を集めるグループが目白押し
最優秀アーティスト(男性)に選ばれたのはTEMPEST(テンペスト)。今年3月にデビューしファーストアルバム初動販売枚数75000枚を記録。グループ名は英語で「大嵐」を意味し、その名の通りK-POP界に新たな大嵐を巻き起こしそうと注目されています。その他、優秀アーティスト(男性)には、YOUNITE(ユナイト 今年4月デビューの9人組)、BaekHo(ベクホ NU’ESTから今年10月ソロデビュー。MVで魅せる筋肉美に注目。)、TNX(ティーエンエックス 今年5月デビュー。オーディション番組を勝ち抜いた実力派6人組 The New Sixの略)、Xdinary Heroes(エクスディナリーヒーローズ 21年12月デビューの6人組のボーイズバンド。 MAMAではBEST NEW MALE ARTISTにも選出)がラインナップ。
最優秀アーティスト(女性)に選ばれたのはKep1er(ケプラー)。22年1月韓国デビュー。応募総数13000名の中からオーディションで選ばれた精鋭9人のグループ。「WADADA」のキャッチ―なダンスが今年ブームとなりました。その他、優秀アーティスト(女性)には、New Jeans(ニュージーンズ 22年7月デビュー。韓国・ベトナム・オーストラリアと多国籍なアイドル5人組)、IVE(アイブ 韓国の新人賞を総なめ。MAMAでも「Song of the Year」の大賞を受賞)、LE SSERAFIM(ルセラフィム 22年5月にデビューの5人組。世界のアルバムチャートで1位を記録)、ENMIX(エンミックス 22年2月TWICEの妹分としてデビュー。メンバー全員がセンター級と言われる実力派グループ)と、今年は勢いのある新人グループが混戦する1年でした。デビューしたてのグループの成長はチェックしたいところですね。
部分的なダンスの振り付けが話題を集めた曲が選ばれる「キリングパート・オブ・ザ・イヤー」
全部は踊れなくても1部分踊れるダンス「キリングパート」。特徴的なダンスをマネしたいと話題になり選ばれたのはIVEの「LOVE DIVE」。かわいすぎる優雅なダンスは多くの人がこぞってマネしました。その他ノミネートには、Kep1er「WA DA DA」SNSでバズったWADADAダンス、PSY 「That That (prod.&feat. SUGA of BTS)」BTSのSUGAと共同制作した曲で世界的ムーブメントを起こしました。TXT「Good Boy Gone Bad」は「GBGB」ダンスチャレンジブームに。また様々なアーティストとのコラボしたダンスも話題に。Stray Kids「CASE 143」では呪文のような最後のフレーズをマネしたくなる人続出。サビのラストI love youを意味する手の振り付けが話題になりました。TikTokなどで「見たことある!」と思っていたダンスが「この曲だったんだ!」と答え合わせが出来そうですね。
また、音楽番組で歌い終わった後のカメラに向けるキメポーズが印象に残った人に与えられる「エンディング妖精・オブ・ザ・イヤー」という面白い賞も。最優秀賞にはSEVENTEENが選出。6月に出演した時のメンバーにいじられるジョシュアがかわいいと選出されました。その他のラインナップはStray KidsがMVに登場するハートモンスターと共演しコールアンドレスポンスする様子や、BTSが「Yet To Come」で2年ぶりにカムバックステージを披露した際、7人全員がエンディング妖精を演じて話題に。特にSUGAが肩を揺らして呼吸する様子は印象的でした。TO1はキメポーズだけではなく喋りまくる様子がかわいいと選出。BAEKHOの「No Rules」エンディングでのキメポーズがまさかのピンボケハプニングもランクイン。「エンディング妖精」という言葉もこれを機に覚えておきたいですね。
アーティスト・オブ・ザ・イヤー 大賞は Stray Kids
この日、生投票で選ばれたのはStray Kids(ストレイキッズ)。自分たちで作詞作曲振付と、セルフプロデュースする彼らは今年MAMAでも2冠を達成し大注目されました。ノミネートされたのは「ATEEZ」(エイティーズ 2022年ワールドツアーを成功させた8人組)、BTS(K-POPの枠を超えた世界的アーティスト)、ENHYPEN(エンハイプン 各国のチャートで1位を獲得)、(G)I-DLE (ジー・アイドゥル 2018年デビューステージの天才と呼ばれるパフォーマンスは圧巻)と、活躍が目立ったグループばかり。まさに押さえておきたいグループが名を連ねました。
K-POP好きの日本の視聴者が選ぶだけあって、ノミネーションのラインナップはどれもリアルに話題性があり「どんなグループが今話題なの?」「よく聴くけど曲と名前が一致しない」など、まだまだ入門したてのファンの皆さんにも、このアーティストを聞いてみよう!と検索する際の参考になったのではないでしょうか?冬休みにじっくり今年のK-POP注目アーティストをおさらいするべく是非チェックしてみて下さい。
取材・文/加藤文惠