サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、日常のあれこれをつづるWEBコラム。
前回はタイでも大人気だという「鬼滅の刃」の映画を、娘ちゃんと見たときの様子をお話してくれました(前回の記事はこちら→★)。4月はタイの旧正月で「水かけ祭り」が行われるはずが今年はコロナで中止に。タイ中が盛り上がるという、お祭りの魅力をお話してくれました。
タイの旧正月ソンクランとは⁉
タイには1年に3回お正月があり、4月には旧正月のソンクランがありました。
ソンクランとは、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うタイの伝統行事。
もともとは仏像や仏塔、家族の年長者などの手に水をかけてお清めをする風習だったそうですが、近年は街の通行人同士が水をかけあって楽しむ「水かけ祭り」として有名です。
ニュースなどで目にしたことがある方もいるかもしれませんが、みんなでビショビショになって盛り上がるんです。
みんなが楽しみにしているお祭りですが、今年は昨年に続き、コロナの影響で中止になってしまいました。
水かけ祭りでは大人も子どももずぶ濡れに!
まだコロナの影響がなかった2年前のソンクランは、当時住んでいたタイの田舎町ブリーラムで体験しました。
夫が所属するサッカーチームが主催するソンクランのイベントだったんですが、バブリーでビックリ!(笑)
会場は大音量の音楽が流れ、ピカピカ光る電飾が飾られたコンサート会場のような感じで、そこに何台もの放水車が! それぞれが大量の水を放水するので、その水が雨みたいに降っていました(笑)
この日はみんなが水鉄砲を持っていて水をかけ合うのでビショビショに! 私は選手側の関係者席に居させてもらったので濡れることはなかったのですが(そこは安全でした(笑))、見てる分にはとっても楽しかったです(笑)
誰に水をかけても怒られないし、自分もかけられるしで子どもたちは大喜び! 娘も水鉄砲でチームの選手と水をかけ合って楽しそうに遊んでいました^ ^
イベントなどに行かなくても普通に歩いてるだけで水をかけられるので、イベント会場に行く途中の車にホースやバケツで水をかけられたのもいい思い出(笑)。
ソンクランは何日かあって、イベントの日以外はせっかくのオフだったので3時間ほど車を走らせた観光地のホテルに行き、外に一歩も出ていなかったので街の様子はあまり見ていないのですが、友人のSNSの写真を見るだけでも面白かったです。
ふいに濡れたくないので私はこれくらいで充分! 濡れたら濡れたで切り替えて楽しむタイプですが、濡れるまでは私は逃げますね(笑)
タイは陽気な方が多いので、みんなが盛り上がっているのを見ているだけでも本当に楽しいんです^ ^
1年の中で1番暑いと言われている4月に水かけ祭りがあるのもなるほどでした。
田舎町のブリーラムでこんな感じなので、バンコクのイベント会場はもっとすごいみたいで……。タイならではの貴重なイベントを、今は娘に経験させてあげられないのが残念ですが、こればっかりは本当にしょうがないですね。
コロナの状況が落ち着くまでは、周りに迷惑をかけずに、出来ることを楽しみたいと思ってます^ ^
チームの選手と水かけっこ
会場はこんな感じ。離れて見ていましたが奥に行くともっと
パーティー会場のような場所で、ちゃんと子どもの遊び場が用意されて
水をかけてくる娘(笑)
中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する4歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!
★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/
構成/長南真理恵