サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、海外生活のあれこれをつづるWEBコラム。
前回はタイでの年末年始の予定や、おせち料理事情を教えてくれました(前回の記事はこちら→★)。今回は海外での日本産食材について。バンコクは、今まで住んでいたどんな国よりも日本産の食材が手に入りやすく、普段の食卓も充実しているようです。
日本産食材が買える市場がある!
前回、おせち料理に関する食材についてお話しましたが、普段からタイの食材の豊富さには助けられています。
なかでも「日本生鮮卸売市場」は、日本産食材が買えるありがたい市場。新鮮で安全な日本産の鮮魚、野菜、果物、牛肉などが並んでいます。
基本的にはバンコクの飲食系のお店に卸すための市場ですが、一般客も入ることができます。
値段は少し割高ですが、夫の仕事は体が主本だし、娘が食べることもあって、安心感がある日本のものを食べたくて。どんな魚が入荷しているかは、水揚げされたものによるみたいなので、何が入ってくるかも楽しみのひとつです。
日本にいるときよりいろんな鮮魚を食べている⁉
今まで購入したのは鯛、ミズダゴ、うなぎ、あさりなどなど。買った日は生で食べられるので、基本的に生で食べています。
生以外だと、鯛は出汁茶漬けや鯛めしに、ミズダコはしゃぶしゃぶ、あさりは味噌汁や酒蒸しに。ほかにもスマガツオをたたきにしたり、さんまを塩焼き、なまこをなまこ酢に、うなぎは蒲焼きにして鰻丼にもしました。どれも絶品!
日本で暮らしているときは、スーパーで買い物することが多かったので、もしかしたらバンコクに来てからのほうが新鮮でいろいろな種類の魚を食べているかもしれません(笑)
以前住んでいたドイツでは、生で食べられる魚を簡単に買えた印象はなく、トルコはすぐに妊娠したこともあってあまり出かけられなかったのと生魚を避けていたのでわからないのですが……。イスタンブールには魚の市場があったので、日本のものではないけれど新鮮な魚が買えていたのかな。
いずれにしても日本の新鮮な食材を手軽に買える、という意味では、タイのような国はなかなかないなぁと思います。
どこに住んでいても、わが家の食卓はほぼ和食。日本食材の少ないドイツとトルコでも和食をつくっていたので、タイでは何の問題もなく日本と同じようにつくれています^ ^
水がキレイではないので浄水器の水で野菜を洗ったり、水道水の水は使わないように気を遣っていますが、タイならではの野菜を和食に使ったりするのも楽しいです^ ^
大きなまな板からはみでちゃうくらい立派な鯛!
届いた当日は鯛茶漬けにしました。
ミズダゴでしゃぶしゃぶな日。
鰻の蒲焼きをつくってるところ。
友人と手巻き寿司パーティーをしたときの写真。日本食のお店で、手巻き寿司用のお刺身をお願いしました。
バンコクはお寿司屋さんもたくさんあります。海外で美味しいお寿司が食べられるお店がたくさんあるのも凄いことですよね。
中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する4歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!
★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/
構成/長南真理恵
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