タイ在住サッカー選手妻・中村明花さんが語る「タイではおなじみ！幼稚園での“ロイクラトン”イベント」

サッカー選手である夫（細貝萌選手）の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、娘さんとの日々をつづるWEBコラム。
前回は、タイと日本の遊び場の違いやそこでの過ごし方について教えてくれました（前回の記事はこちら→★）。最近のタイ生活はイベント続きだという中村さん。現地ならではのイベントについてお話してくれました。

幼稚園で「ロイクラトン」というお祭りを体験しました

ここ最近は幼稚園でいくつかイベントがあり、思い出に残る出来事がたくさんありました。
イベントというとタイのコロナの状況が気になると思いますが、未だに非常事態宣言中で国外から簡単に入国できないこともあって、国内感染者数は数字的には少ないので日常に戻りつつあります。
感染症対策も以前のような厳重な感じはなく、幼稚園に入るのも手の消毒＆マスク着用くらい。お店でもマスクのチェックや検温は必ずしていますが、一時期に比べたらすごくゆるくなったイメージです。
そんななかでのイベントごと。
タイでは毎年陰暦12月（毎年10月〜11月頃）の満月の夜、川の恵みへの感謝の気持ちを表し、自らに宿る穢れを清めるため、ロウソク、線香、花などで飾られたたくさんのクラトン（灯篭）を川に流す「ロイクラトン」と呼ばれるお祭りが全国各地で行われます。
幼稚園でもみんなでタイの衣装を着て、親と一緒にクラトンをつくってプールに流すイベントがありました^ ^
どこの幼稚園もこのイベントがあるので、違う幼稚園に通うママ友とも、このイベントが近くなると「衣装どうしよう？」という話になります。
イベントごとの衣装探しって、どんなものでも大変ですよね。
今回は、幼稚園の先輩ママ友にどこに売っているかを教えてもらい、たくさん種類があるなかで、活発な娘が動いても着崩れないようなタイの衣装を選びました！

娘を通じていろいろなイベントを経験！

こんな風に、タイにいる間に伝統的なイベントに関われるのは思い出になるし、いいことだなぁと改めて思います。
娘がいなかったらこんな風に体験できていなかったはず。
ドイツに住んでいたころは娘が産まれていなかったり、いてもまだ赤ちゃんだったのでイベントに参加することはあまりなかったのですが、ドイツならではの知らないイベントがあったのかなぁ、なんてことも考えました。
娘のおかげで住んでいる国のことを知れて＆参加できて嬉しいです^ ^
なんてしみじみしているのは親だけで、娘はクラトンづくりもプールに流すのも楽しそうでしたが、余韻に浸るとかは全くなく、さっさとつくって、さっさと流して、ブランコに乗ったり友だちと遊具でキャッキャ遊んでいました（笑）
切替が早すぎて、私は写真撮るのに必死（笑）

ほかにも、少し前にはハロウィンイベントにかぼちゃ色のハロウィンワンピースで参加しました。学年ごとのダンスの発表会があったのですが、ダンスが上手で成長を感じて感動‼
そしてみんな可愛くて“可愛い可愛い”しか発していませんでした(笑)

イベントといえばクリスマスも近づいてきましたね。
今、バンコクはどの店もクリスマス仕様！　ツリーを見るたびに喜ぶ娘を見て、クリスマスツリーを購入し、早速部屋に飾っています☆
これから引っ越しもするし、いつまでタイにいるかわからないし……と悩みましたが、大喜びしているので買ってよかったなと思ったら、「トップに星がない！」と言い出したので、今度星を買いに行く約束をしています（笑）

クラトンをつくっています。

完成です。

プールに流します。タイのマンションの共有スペースにはプールがついていることが多く、うちのマンションのイベントでもプールにクラトンを流していたみたい。私たちは次回お話する「イーペン祭り」に行っていて、参加できず残念。

ハロウィンの写真。お菓子入れにちょうどいいバッグが見当たらず、ミッフィーの容器を持たせました(笑) たくさんお菓子いれてもらって喜んでいました♪

中村明花さん／1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する4歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気！