仲良し夫婦として知られる、モデルの田中美保さんとサッカー元日本代表の稲本潤一選手。Martは、現在南葛SCに所属する稲本選手の練習風景を取材。お二人に“子育て論”をお聞きしました。
パパがいるだけで家族のときめく週末になる
田中 1人で小さい子ども2人と出 かけるのは正直ハードルが高い……。だから全然違いますね!こうやって一緒に出かけられるのは。週末、いてくれるのがわかった時点でもう「ときめく週末」です(笑)。
最近、子どもの成長とともに遊べる遊具に差が出てき たので、公園選びにも悩んでいました。 でも夫がいれば、上の子と下の子のそれぞれの行きたい場所に分かれて行 くこともできる。行動範囲が広がり、 それだけでほっとします。
やっぱり人手があるってそれだけで助かる!夫はどうしても子どもと接する時間が少ないので、今は2人とも完全なるママっ子。とくに今、下の子が超ママっ子です(笑)。
心が折れたときは絶対私じゃないと無理。小さいころのあるあるですかね。ただお風呂は夫が担当で、毎日のお風呂タイムで子どもとコミュニケーションをとってくれています。
稲本 お風呂はほぼ毎日僕が入れますね。最近、上の子は幼稚園での出来事を話してくれたりして。楽しいですね。奥さんが拭く担当なので、子どもを順番に渡すんですけど(笑)、なかなか週末が完全オフとはいかない ので、土日の時間があるときは極力 子どもとの時間を多く取るようにしています。
仕事をするパパの姿を見て好きな道に進んでほしい
田中 パパのサッカーを見るのは好きみたいで、今日着ているユニフォームも「キックの着ていく~!」って朝から自分で喜んで選んでいて。たまに YouTubeでお父さんの試合なども見ているんですよ(笑)。子ども がパパの仕事を見られるケースはあまりないですからね。頑張っている姿はいい刺激になると思います。
稲本 サッカーには興味があるのでうれしいですね。サッカー選手だということを理解してくれたらって思いますし、やっている姿が子どもたちの記憶に残ってほしい。だから現役を続けていられる!
とくにサッカー選手になってほ しいというのはないです(笑)。興味があるもの、好きなものを見つけてくれたらいいと思っています。
田中 どうしてもこうなってほしい!とかはなくて、自分が好きなことを追求してくれたらいいと。生きていくうえで必要な知識や教養を身につ けてさえくれれば、あとは自分で決めて進んでほしい。そのために今は、 興味を持ったものはやらせていますね。
小さいうちは、やってみて嫌だったらやめてもいいとも思っていて。 そのチャレンジを後押ししてあげるのが親の役目かなと思っています。強いて言えば、スポーツはやってほしいですね。スポーツはルールや決まりがあるからこそ、その中で学ぶことは多いと思うので。
稲本 最低限のマナーや挨拶はしっかりできる子になってほしいので、そこは伝えるようにしています。
撮影/福本和洋 取材・文/沖野紫穂