消毒ジェルやエコバッグ…「新しい生活様式」に合わせて持ち歩くものに変化が!

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「新しい生活様式」では、外出時は、「公共のものに触らない」、「握手しない」などの習慣を掲げています。新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、お店や施設では、入り口に消毒・除菌アイテムを置き「消毒してからお入りください」と促しているところも多く見られます。

では、家庭では皆さんどのように対応されているのでしょうか?

マスクのように、個人が外出時に必ず身につけることは掲げられていないですが、消毒・除菌アイテムは確実にコロナ禍以前と比べて関心が高くなったと言えます。そして、消毒・除菌意識の高まりも後押しとなり、さまざな商品が登場しています。

 

手肌に使うものは成分重視派が増えています

小学生2人の学校が再開し、自分自身も週3日の職場に通っている吉田かおるさんは、消毒・除菌グッズをやみくもに買うのではなく、表示をしっかりチェックしてからになったそうです。
「消毒・除菌効果がどのくらいあるのか重要だと思いました。そして、行きついたのは子どもにも安心して使えるものという基準です」。
今、お気に入りはシートタイプのものは口も拭け、ノンアルコールで抗菌成分に発酵乳酸が配合された花王の「ジョアン」だそう。

また、石田まきさんは、玄関には必ず1つスプレータイプの消毒・除菌スプレーを常備して、外と室内の切り替え時に使用しています。
「皮膚が弱くてアルコール負けしてしまいました。以来、Mart webで知った手に優しいウィルトールを使っています」。

【参照記事】
荒れた手に優しい100%天然由来の「ウィルトール」除菌・抗菌スプレーはいかが?【Writer’s Pick】

信頼できるコスメメーカーからも、除菌・消毒を意識した商品が続々登場!

コロナ禍の中、除菌消毒グッズが売れ切れ、手に入りにくくなったところに便乗した粗悪品のようなもので、手荒れに悩まされた方もいたようです

その中で、信頼のおけるナチュラル系のコスメブランドが除菌・消毒を意識したハンドジェルを発売をし、大変人気です。製造にあたり、各メーカーの思いも込められています。

「ロクシタン」は5月末、爽やかな香りに包まれながら、手肌を清潔に保つアルコールを高濃度に配合したハンドジェル「ヴァーベナ クリーンハンドジェル」(消毒用エタノール代替品、65mL・1400円)を発売しましたが、公式オンラインショップでは販売開始1時間半で売れ切れたほどの人気のため、現在追加生産を急いで進めており、7月上旬に再販予定です。

ロクシタン・ヴァーベナ クリーンハンドジェル

「供給不足になっているアルコール入りハンドジェルをお客様に届けるため、さらにロクシタングループとしては、フランスをはじめ各国で尽力されている医療関係者をサポートしたいという思いから、急遽開発製造を開始し、販売することにいたしました」(ロクシタンPR 齋藤さん)。

 

「スチームクリーム」もアロマを配合したハンドジェル「ローズマリー&ティーツリー 60mL」を4月上旬から販売しました。

スチームクリーム・ハンドジェル ローズマリー&ティーツリー 60mL

「本来スチームクリームで展開するカテゴリーとは違うタイプの製品ですが、今、地球で起こっていることに対して“私たちにできることをしよう。”という思いから生まれた特別なプロダクトです。ハンドジェルは外出している時に使うシーンが多い為、持ち運べるサイズを意識して作っております。いつもお守り代わりに持ち歩いていただきたいと思っています」(スチームクリーム プレス絹谷さん)

 


冬のハンドクリームのように、これからはバッグにお好みのジェルを忍ばせて外出もスタイルのひとつになるかもしれません。


買い物時のエコバッグの消毒・除菌はどうする?

7月からコンビニを含めて、完全有料化になるレジ袋。その流れもあり、マイバッグとして買い物時はエコバッグを持つ人がとても多くなりました。この、「エコバッグの新型コロナウィルス対策」は、どうしたらよいでしょうか?感染防止のために、やはり何か気にしていきたいところですよね。

意識の高い欧米では、感染リスクを回避するためエコバッグの持ち込みを禁止するスーパーもあるようです。また、イギリスの老舗スーパー「マークス&スペンサー」では、コロナ禍以前から抗菌のエコバッグを販売していますが、「衛生的で良い」と関心が高まっています。


筆者が海外土産としてもらった「マークス&スペンサー」のエコバッグ。カフェオレ柄ですが、ほかにもいろいろあるそう。


タグには「ANTI-BACTERIAL」(抗菌仕様)の文字が。

Mart読者のミセスに、今欲しいエコバッグについて聞くと、
・「夏場なので保冷機能がついていると便利」(川中温子さん)
・「3日に一度の買い物を実践するとなると、容量もしっかり欲しい」(関口明子さん)
・「夫がまとめて買い物に行く日もあるので、男性が持っても良さそうなデザイン」(山崎なおみさん)
・「バッグそのものがかわいいと思えるものが欲しい!」(沼田まりさん)
との回答が。そして
・「今回のコロナ禍をきっかけにエコバッグの衛生面を考えるようになりました。除菌・消毒しやすいものがあったら嬉しいです」(花嶋幸子さん)
という声もやはりありました。

これらも踏まえつつ、Mart編集部は「新しい生活様式」でのエコバッグの基準を、次のように考えました。

【チェックポイント1】洗剤で洗えるもの

使用後に洗えるものは除菌対策・消毒にも有効。

 

例えば、マーナ Shupatto(シュパット)シリーズ


両端を引っ張って、一気にたためるマーナ Shupatto(シュパット)シリーズ Shupatto コンパクトバッグL 写真右上¥2,480 洗濯機でも洗えます。(https://www.shupatto.com/)

【チェックポイント2】除菌シートやアルコール消毒で拭きやすい

例えばL.L.bean グローサリー・トート

カラー:Natural

カラー:Navy

カラー:Platinum

カラー:Dusty Olive

かなりの容量で、男性が持ってもサマになるデザイン。 L.L.bean グローサリー・トートGrocery Tote ¥2,400

お持ちのエコバッグが洗えるのか、除菌シート等で拭きやすいのかなど、花王がホームページで公開しています。ぜひ参考にしてみてください。

【チェックポイント3】 チェックポイント1・2のものを2~3個持ち、「食料品の場合はこれ」「日用品はこちら」とローテーションする

不使用時は洗濯や日干しをする

という手もありますね。

これから、コロナ禍の経験を受けて、抗ウイルス加工されたエコバッグなども開発されるかもしれません。エコバッグに限らず、新しい生活様式がスタートしたことで、今までなかった新たなアイテムが誕生している今、生活アイテムをもう一度見直してみるチャンスととらえてもよいのではないでしょうか。

 

取材・文/新里陽子

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