「まだ使える!」日本茶アドバイザーがやっている、茶葉や茶殻のリサイクル法

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緑茶は飲むだけでなく、家事にも活用できることをご存じですか? パントリーの片付け中に発見した古くなった茶葉や、ティータイムで淹れたティーパックが実は家事で役立つアイテムに早変わりしちゃうんです!

古くなった茶葉が消臭剤として使える!

古くなって色があせてきてしまった茶葉は、そのまま消臭剤に。乾燥した茶葉には香りや湿気を吸収する性質があるため、消臭効果があります。茶葉を市販のお茶パックに入れ、ニオイが気になる冷蔵庫やシューズケースなどに置くだけ! 私自身、冷蔵庫の片隅に茶葉を入れたお茶パックをそっと忍ばせていますが、独特のニオイがあまり気になりません。環境にもよりますが、数週間から1か月ほどはもちます。細かい茶葉がお茶パックから出てしまう場合もあるため、通気性の良い巾着に入れてサシェ風にしてもかわいいです!

茶殻も乾かせば立派な消臭効果を発揮!

茶殻の水気をよく絞ってから、新聞紙やキッチンペーパーに平らに並べ、風通しのよい場所で干します。水気が飛んで、触ってところどころカリッとしていればOK(水気が多く残っていると腐りやすいので注意)。ほこりや虫が付着しないよう、乾物用の吊るし網を使用したり、電子レンジで焦げないように水分を飛ばす方法も手軽でおすすめです。

茶殻の水気を絞り、皿に並べたところ。乾き具合をまめにチェックしながら電子レンジにかけます。

電子レンジで2分弱、乾燥させた茶殻。細かくつぶすとお茶パックに入れやすいです。

適量をお茶パックに詰めて、薄い生地の巾着に入れるだけでサシェ風に!

茶殻やティーバッグは食器洗いにも!


緑茶に含まれるカテキンなどの成分には殺菌、抗菌作用があるとされています。そのため、ぬめりの強いものや油で汚れた皿や鍋の予洗いにおすすめ。淹れ終わったティーバッグや茶殻を包んだお茶パックでこすっておけば、汚れが落ちやすくなり、洗剤の節約にも繋がります。緑茶のほか、油を分解する成分を含む烏龍茶、紅茶でも同じ効果が期待できます。ただし、こすったままで長時間放置しておくと、茶渋がつく原因にもなるので要注意です。

疲れた体には緑茶でアロマ風呂

家事や仕事で疲れた体にも茶葉は役立ちます。お茶パックに入れた茶葉を湯船に入れて揉み出すと、緑茶の香りが広がるアロマな入浴剤に早変わり! 飲用はできませんが、まるで緑茶の中に包まれているような感覚が楽しめます。爽やかな香りが広がるので、疲れたときやリラックスしたいときにはもってこいです。
そのまま捨てるにはもったいない、という茶葉があるときはぜひこれらの活用法を試してみてくださいね。

文・撮影/松下文香

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