我が子の好き嫌いに悩んでいるママやパパも多いではないでしょうか。でもそれには理由があったのです。小学生の気持ちになって考えられたレシピブック『今日からぼくがクッキング』では、その理由を解説しています。そこで今回は、本のなかから「苦手・嫌い」のメカニズムや減らすコツなどをご紹介。お子さんと一緒に楽しみながら読んでみるのもいいですね。
Q.子どものころ嫌いだった食べ物が大人になると好きになって食べられるようになるのはなぜ?
A.子どもの舌は大人よりも敏感。「好き嫌い」があるのはわがままではなく、子どもにとっては普通のこと。個人差はありますが「酸っぱい(=腐ったものに多い味)」、「苦い(=毒に多い味)」と感じることは、危険な食べ物から身を守るための生まれつきの本能でもあるのです。
●子どもが「スキ」な味
甘み、うまみのあるもの
●子どもが「ニガテ」な味
苦い、酸っぱい、辛い、食べにくいものなど
子どものころから経験と知識を増やすことで、「苦手・嫌い」が減っていく!
【ここでクイズ】どの食べ物が体にいいか分かるかな?
- ミルク
- 大豆
- フルーツ
- ミート(肉)
- サバ
答えは「すべて体に良い!」
1~5、どの食べ物にも大切な栄養素が含まれています。バランスよく、いろんなものを食べることが大事です!
【さらにクイズ】甘いジュースより果物のほうが良い?
答えは〇
お菓子やジュースにはたくさんの「糖」が含まれています。糖は体を動かすエネルギーにはなりますが、体をつくる材料にはならないのです。一日3食しっかり食事をとって、足らない分をおやつで補うのが良いでしょう。市販のお菓子より、果物やおにぎりがオススメです!
【さらにクイズ】味の濃い物を食べ続けると元気になる?
答えは×
食べ物の味は舌で感じることができます。必要以上に調味料が多い物ばかり食べていると、舌が濃い味に慣れてしまってもっと濃い味が欲しくなり、次第に食べ物そのもののおいしさがわからなくなるのです。それは、大人になってからの色々な病気につながることも。マヨネーズやケチャップ、ソースなどのかけすぎには注意しましょう。
決定版 今日からぼくがクッキング 世界一!?親切かもしれないレシピ本(光文社) より再構成
WEB構成/Mart編集部