Snow Man目黒蓮・映画単独初主演作となる『わたしの幸せな結婚』が、3月17日(金)から全国公開中。今田美桜をヒロインに迎え、小説投稿サイトから生まれた壮大なラブストーリーを実写映画化。恋愛、ファンタジー、アクションと、見どころ要素がいっぱいの作品です。
『わたしの幸せな結婚』あらすじ紹介
文明開化もめざましい近代日本。特殊な能力【異能】を受け継ぐ家系の者たちが代々、様々な災いから人々を守り続けてきた。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世(今田美桜)は実母を早くに亡くし、能力を持たずに生まれてきたことで継母と異母妹から虐げられて生きてきた。すべてを諦め、日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍隊長・久堂清霞(目黒蓮)との政略結婚だった。数多の婚約者候補が逃げ出したという噂の通り、清霞は美世を冷たくあしらう。
しかし逃げ帰る場所さえもない美世は、久堂家で過ごすうちに、清霞が実のところ悪評通りの人物ではないことに気づいていく。そして清霞もまた、これまでに言い寄ってきた婚約者たちとは違うものを美世に感じ、いつしか互いに心を通わせ、それぞれが抱いていた孤独が溶けていく。
「望んでしまった…少しでも長く、この人と居たいと。」
しかしその頃帝都では、不穏な【災い】が次々に人々を襲う。清霞はその最中で国を司る帝から、国民の盾となることを命じられる。命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。しかしその【災い】の影には、思いもよらぬ陰謀が渦巻いていた。任務を全うする清霞の背後で、美世にも魔の手が迫る。やがて残酷な運命が、容赦なく二人を切り裂いていくーー。
【見どころ①】ツンデレ美形男子と薄幸美少女の純愛ストーリーに胸キュン
TVドラマ「silent」や連続テレビ小説「舞いあがれ!」、また映画『月の満ち欠け』など、この半年だけでも話題作への出演が続き注目を集める、Snow Manの目黒蓮さん。彼の単独初主演映画ということや原作小説の話題性だけ見ると、女子中高生向けの恋愛ものなのかな?と思ってしまいがちですが、全然違います。大人もハマってしまう繊細な純愛ストーリーに仕上がっているんです。
冷酷無慈悲と言われる清霞(目黒蓮)は、実は情に厚く軍隊の部下に慕われているけれど、女性に対しては不器用で簡単には信用しないと決めています。そんな清霞と政略結婚という形で出会う美世(今田美桜)は家族に虐げられ、自分に自信がなく「幸せになること」を諦めています。孤独な二人が少しずつ互いを信頼してもいい相手と認め合う様子、ちょっとした心の通い合いにときめきが止まりません!
【見どころ②】ファンタジー&アクション要素も見逃せない
冒頭のナレーションから、人々に災いをもたらす“異形”という存在があり、その異形と戦う特殊能力“異能”を持つ人々が国を守っていることが明かされ、ダークファンタジーの世界観に一気に引きずり込まれます。そして異能を操る特殊部隊を率いるリーダーが清霞なのですが、刀を使ったアクションシーンが本格的でめちゃくちゃかっこいい!
純愛ストーリーを軸としていますが、なぜか美世の行く先にいつも現れるイケメン・鶴木(渡邊圭祐)も気になりますし、病床にふせる帝(石橋蓮司)の側に仕える専属医師(尾上右近)もミステリアス……。他にもキーマンになる人物が次々と登場するので、彼らの正体や背景を推察しながら観るのもおすすめです。
【見どころ③】“日本版シンデレラ”なヒロインに涙する
今田美桜さん演じる美世は、幼い頃に母を亡くしてから継母と異母妹にいじめられ、使用人以下の扱いを受けています。登場シーンでは粗末な着物にボサッとした髪の毛で化粧っ気もなく、普段のキラキラした今田さんの姿は完全に消されていました。
シチュエーション的には和製シンデレラ。継母役の山口紗弥加さん、異母妹役の髙石あかりさんが、憎らしいほどにヒロインをいじめ倒します。特に山口紗弥加さんの狂気じみた虐げっぷりはあっぱれで、その分ヒロインがかわいそう過ぎて涙が出てきそう。
久堂家に行ってからは、清霞の母親代わりのお手伝いさんを山本未來さんが演じていますが、その包み込むような優しさに観る側もほっとして救われるはず。女優陣の演技合戦にも注目です。
文/富田夏子
作品情報
『わたしの幸せな結婚』
全国東宝系にて公開中
- 監督:塚原あゆ子
- 脚本:菅野友恵
- 原作:顎木(あぎとぎ)あくみ 「わたしの幸せな結婚」(富士見L文庫/KADOKAWA刊)
- 出演:目黒蓮(Snow Man)今田美桜
渡邊圭祐 大西流星 前田旺志郎 髙石あかり
小越勇輝 佐藤新 西垣匠 松島庄汰 髙橋大翔 / 珠城りょう 小林涼子 浜田学
山本未來 / 山口紗弥加 / 平山祐介 高橋努 津田健次郎 / 尾上右近
火野正平 石橋蓮司
©2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会