家の中で最もいろいろな種類と数のある、キッチンの引き出しの中のツール類の仕分けにもチャレンジ! 読者の平井さんが、整理収納アドバイザーの水谷さんとともに挑みました。
挑戦するのは…
平井乃梨子さん宅 千葉県市川市在住
男の子2人を育てるワーキングママ。「料理が好きでついつい買ってしまったツールもあれば、毎日使っているものも。ごちゃっとしてしまった引き出しを使いやすくしたいです!」
仕分けが難しいキッチンツールはどうする?
【BEFORE】
カトラリーやランチョンマットなど日常の食事シーンで使うものや、ピーラーやしゃもじなど、料理ツールも入っている引き出しを仕分け。
【1】中身をすべて出す
まずは引き出しの中のものをすべて出します。今回は大判のバスタオルを広げ、その上に並べました。仕切りのために中で使っていたボックス類も取り出します。
入っていたのは…
ピーラー、軽量スプーン、製菓用ツール、カトラリー、ふきん、コースターなど
【2】使う頻度が高い1軍を取り出す
1軍とする「週に 1回以上使ったもの」をピンクの布に置いていきます。「よく使っているものはわかりやすいですね。今日使っていたものもあります」とスムーズ。
POINT!
・「よく使っているか」 のみで判断
・種類ごとに置く
1軍 : ふきん、ピーラー、しゃもじ、みそマドラーなど
【3】2軍と戦力外に分ける
「元の場所に残す必要があるかどうか」で2軍と戦力外を分けます。夫の所有しているものも、いつも使っているか思い出しながら分けました。
POINT!
・ここにないと困るものは2軍に
・キッチンで使わないものは戦力外に
2軍 : ワインオープナー、製菓用ツー ル、ピザカッターなど
戦力外 : 箸(片方のみ)、古いふきん、 子どものお弁当包みセットなど
【4】戦力外の中でさらに分ける
「戦力外のものはすべて捨てるのではなく、このあとどうするかも考えます。右下の古くなった布類は雑巾にして別の場所に。お土産でもらったものは思い出の品としてキッチン以外の場所に」と水谷さん。
POINT!
・使わないけれどとっておきたい思い出の品は別の場所に
・最後に一度使うと迷っていたものを手放しやすい
【END】
約10分ほどで仕分けが完了! このあとは収納方法を考えつつ、1軍は取り出しやすい位置、 2軍は奥まった取り出しにくい場所を住所とします。
教えてくれたのは…
整理収納アドバイザー 水谷妙子さん
わかりやすい言葉や写真で、整理収納が苦手な人たちでも無理なくできる方法を伝える。元無印良品のデザイナーで、 3人の母としての経験を生かした、生活に寄り添った提案が好評。
撮影/中林香 取材・文/新里陽子 監修/水谷妙子 構成/富田夏子
Mart2020年4月号
「コラム②断捨離よりまずは〝分ける〟ことから始めよう」より