ふとテーブルを見ると、学校のプリントやチラシが置きっぱなしということはありませんか。あとで片づけようと思っていながら、次々の届けられるプリント類はどんどんたまっていくばかり……。そこで、プリント整理のポイントを片づけ遊び指導士のアリカさんに教えてもらいました。
教えてくれたのは
アリカさん
片づけ遊び指導士。「お片づけ育」×「楽家事収納」のメソッドを活用した、家族みんなが過ごしやすい仕組みづくりをInstagram(@arika_919)やVoicy「アリカのほどよい暮らしを届けるラジオ」で発信中。4月から中1、小5の女の子、小1の男の子のママ。
子どもが自然に置いてくれる場所「おたよりポスト」
プリントが迷子になったり子どもが出さないのは、置き場所が定まっていないから。まずは子ども専用の「おたよりポスト」をつくり、置き場所をしっかり決めましょう。「学校や習い事から帰宅したら必ずすべてそこに入れてもらうこと。そのあと、親がプリントを仕分けし、親が管理する分と子どもが管理する分を決めます。親が管理する分は、プリントや書類の性質によって収納方法を整えたり、捨てたりするだけ。子どもの管理分は、自分の勉強スペースに収納してもらいます」
ふた付きはNG!「おたよりポスト」は入れやすいものを
プリントの置き場所となる「おたよりポスト」は、子どもが出し入れしやすいものを選びましょう。ふたやカバーがついたものだと出し入れが面倒になるのでNG。「わが家では子ども1人につき1つのおたよりポストをつくっています。ポストが入った棚の戸は、来客時以外は開けっ放し。リビングの目につく場所に置いています」
大人にも専用ボックスを
おたよりポストは子どもの人数分用意するのはもちろんですが、大人用もつくっておくと置き場所に迷いません。「健康診断や保険のお知らせ、ふるさと納税の証明書など大事な郵便物をいったんここに入れることで、あとから必要な場所に収納したり提出しやすくなります。クーポンやDMもまずはポストに入れて、保存するのか捨てるのか判断します」
学校のプリントや書類などは毎日少しずつたまっていくもの。ストレスを感じることなく片づけるには、きちんと置き場所を決めておくことが大切です。置き場が決まっていれば、探し回ったり散らかったりすることもありません。大量にたまる前に、ぜひ始めてみてください。
Mart春号 片づけ遊び指導士・アリカさんの新学期こそ!あとでラクする「プリント整理術」より
撮影/テラサカトモコ イラスト/ノグチノブコ 取材・文/富田夏子 編集/富岡幸子