気をつけないとすぐにごちゃごちゃしてしまう冷蔵庫。本格的な夏がくる前に、冷蔵庫内をすっきり使いやすくしておきたいですよね。そこで、冷蔵庫をよく使うその道のプロに、「見える化収納」について教えてもらいました。
今回は、ラク家事アドバイザー・島本美由紀さんの「“ほぼ仕切らない”冷蔵庫内の見える化収納」についてご紹介します。
教えてくれたのは
ラク家事アドバイザー・島本美由紀さん
料理研究家の活動のほか、家事のラク(楽しくカンタン)を追求。冷蔵庫収納や食品保存のスペシャリスト。『野菜保存のアイデア帖』¥1,200(パイインターナショナル)など著書多数。
「“ほぼ仕切らない”冷蔵庫内の見える化収納」とは?
ラク家事アドバイザー・島本さんが考える「“ほぼ仕切らない”冷蔵庫内の見える化収納」は、「仕切ることにとらわれなくていい」のが大前提。ポイントは8つ。「すぐにできそう!」というアイデアはぜひ取り入れて。
【A】取り出しやすい容器で迷子にさせない
手が届きにくい最上段は、ドリンクのストックエリアに。缶飲料を傾斜のあるケース(または奥の底裏にクリップを貼って傾斜をつけたケース)に入れて収納すると、取り出しやすくなります。
【B】同じ用途のものはひとまとめにする
のりや梅干しをまとめたお弁当セットや、バターやジャムをまとめた朝食セットなど、用途別に容器やトレイへ。使うときに冷蔵庫内のあちこちを探す手間や時間が省けて便利です。
【C】あえて棚板を縮めて奥まで見やすくする
棚板を縮められる冷蔵庫の場合は、縮めて使うのが断然おすすめ。手前の食品に隠れて奥のものが埋もれてしまうのを避けられるだけでなく、庫内に冷気が循環しやすくなる効果も。
【D】下段には何も置かずスペースを空けておく
鍋に入った煮ものやボウルごと冷やしたい料理をしまえるよう、下段には常に大きな空きスペースを。必要なときにサッと入れられ、中のものを移動させる手間もなくスムーズ。
【E】使いかけ野菜の指定席をつくる
野菜室を開けたとき、すぐ目に入る上段の引き出しなどに、使いかけ野菜をまとめておくスペースを。よく見える場所にこのスペースをつくることで、早めに使いきれる仕組みに。
【F】大きめ野菜が入るフリースペースをつくる
野菜室は区切りすぎないことが大切。L字のフリースペースをつくり、レタスや長ねぎなどの大きめ野菜をしまえるようスタンバイ。新聞紙を敷いておくと掃除もラクに!
【G】急冷スペースをつくっておく
冷凍室上段の引き出しなどに、アルミトレイやバットを敷いた急冷スペースを空けておいて。ここで保存袋に入れた食材を平らに冷凍し、下段に立てて収納すれば省スペースに。
【H】アイスは箱から出し立てて収納
箱入りのアイスを冷凍室へしまうときは、箱から出し、上半分を折り返した保存袋などに立てて入れて。袋だと量に応じて大きさを調整できるので無駄なスペースが出ません。
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撮影/北川鉄雄 イラスト/水谷慶大 取材・文/鹿志村杏子 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年7月号
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「ラク家事アドバイザー」島本美由紀さん〝ほぼ仕切らない〞見える化収納 より