気をつけないとすぐにごちゃついてしまう冷蔵庫。本格的な夏がくる前に、冷蔵庫内をすっきり使いやすくしておきたいですよね。そこで、冷蔵庫をよく使うその道のプロに、「見える化収納」について教えてもらいました。
今回は、料理研究家・高木ゑみさんの、見やすくて掃除しやすい「手持ちの雑貨で冷蔵庫内見える化収納」についてご紹介します。
教えてくれたのは
料理研究家・高木ゑみさん
フードコーディネーター、Full cafeオーナーシェフとして活躍中。著書は累計20万部突破。献立から後片づけまで、時間に追われる主婦の指南書となった著書『やる気の続く台所習慣40』¥1,200(扶桑社)
見やすくて掃除しやすい「手持ちの雑貨で冷蔵庫内見える化収納」とは?
料理研究家・高木ゑみさんが考える冷蔵庫の収納は、今ある雑貨を上手に使うことがポイント。「実は“ちゃんとする”をやめました」という高木さん。「『見やすい』『取り出しやすい』『清潔』を守るようにしていますが、入れ物を揃える『見た目重視』はやめました。きちんと保存して食べきることで気がラクに」。
【A】上段は100均のグッズで取り出しやすく
「隠れてしまいがちな調味料の瓶や、ケースに入れたビールなど、奥のものを取り出しやすくしています。ドアポケットに入れると隠れてしまうものなど、毎日使わないものの定位置です」(高木さん)
【B】和と洋の朝食セットを完備
パンに塗るバターやスプレッドなどをのせた洋食セット、味噌や豆腐、薬味などをのせた和食セットを並べて。このまとめワザが、忙しい朝もあわてないコツです。
【C】食卓トレイを有効活用!スタメンをスタンバイ
早く食べきりたいものは、トレイに入れて見やすい下の2段に収納。「すぐに食べられるものから調理一歩手前のものまで、食べる優先順が高いものはこちらに置いておきます」(高木さん)
愛用グッズはこの2つ
「フチがしっかりしたトレイ(画像左)は指をかけて引き出しやすいからお気に入り。雑貨屋さんで買ったトレイ(画像右)には、おにぎりやサンドイッチをつくるためのセットを置いています(高木さん)
大切なのは、上から見てわかること
野菜室は野菜を寝かせてひと目で在庫判断
湿気が多い沖縄では、きのこはあえて冷蔵庫の中で半干しに。在庫がわかりやすいように、野菜を寝かせているものもあるとか。きゅうり、にんじんや、切った長ねぎは立てて保存します。
野菜室のトレイはポリ袋やボウルで半端ものを見える化して
料理に使えるようにカットした野菜や少し使った葉物など、野菜室に入れると埋もれそうなものは、上のトレイに移動。「私がお酒を飲むときのお楽しみ、ピスタチオやライムも常備」(高木さん)
冷凍室は保存袋×クリップで
野菜系、肉系、魚系、パン類、市販の商品などを分けて保存袋に入れ、ダブルクリップに入っているものを書いておきます。深い冷凍室内でも、立てて並べると上から見やすくなります。
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撮影/山本雅樹、北川鉄雄、大城 亘(高木さん分) イラスト/水谷慶大 取材・文/澁谷真里 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年7月号
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「料理研究家」高木ゑみさん ”手持ちの雑貨”で見える化収納 より