家の中がモノであふれているけれど、なかなか捨てられない……。でも、捨てられないのには理由があるはず! 整理収納アドバイザーに聞いた、タイプ別の対処法を参考にして、思い切ってスッキリしちゃいましょう。
【1】思い出型
そのモノ自体に思い入れがあって、仮に使えないモノであってもなかなか手放せない、というパターンです。子どものモノ(子ども服、子どもの制作物、ランドセルなど)、写真、自分の結婚式などで使ったモノなど。
【対処法】
「厳選して残す」「コンパクトにして残す」というのがオススメ。子どものモノは子どもと一緒に写真に撮って処分したり、ランドセルや子ども服はキーホルダーなどコンパクトな小物にして残すサービスも。写真や子どもの制作物も、これぞ!というモノに絞って残すのがいいと思います。
【2】また使うかも型
「痩せたらまた着られる」「独身のときに買った高かったスーツやコート」「セールで買ったけど1年以上袖を通していない」という洋服類(→9割以上のモノは結局使わない)。
【対処法】
消費期限を決めて寝かせるのがオススメです。半年後を消費期限にして、期限を書いた付箋やシールをボックスに貼って寝かせておき、その期間中一度も使わなかったら思い切って処分。期限を決めることで自分自身も踏ん切りがつき、やっぱりもう自分には必要ないモノと自覚できるようになると思います!
【3】もったいない型
それほど思い入れもないものの、まだ新しくて使えるから捨てるにはもったいない……というケース。引き出物の食器やノベルティ、好みではない子ども服のお下がり、いただきモノなど。
【対処法】
アイテムに合わせてお近くのリサイクルショップを利用するのがよいとのことですが、七尾さんオススメはエコリング(https://www.eco-ring.com/)。中古で開封済みのモノも含めて、かなり幅広いアイテムの買い取りに対応してくれるとか。 自分にとって不要なモノでも、他の誰かに喜んで使ってもらえれば気持ちよく手放せます。
教えてくれたのは
七尾亜紀子さん
LIFE WITH主宰、整理収納アドバイザー。ブログやYouTubeなどで発信する整理収納アイデアが人気となり、現在SNS総フォロワー数は12万人超。個人宅でのお片づけコンサルティングも実施。
Mart2021年7月号
「片づかない!」を乗り越える5つの対処法 より
イラスト/今井夏子 デザイン/大石妙子 編集・文/橋本嘉美 WEB構成/富田夏子