無印良品の収納用品で、もっとも注目したいのは段ボール素材。素朴な素材でかつ使わないときは畳んでおけるという利点がありますが、中でも「開閉がものすごく簡単にできて使い勝手がいい!」と話題になっているものをご紹介します。
組み立て式で観音開きができる仕組み。段ボールらしからぬ白いフォルムも、インテリアに馴染むと支持を得ています。「ダンボールファイルボックスフタ付き」[約幅25×奥行32×高さ12.5㎝]¥390(税込み)
無印良品の担当者に発売への経緯を伺うと、「人気のポリプロピレンファイルボックスシリーズを、環境へ配慮した素材で商品化できないか」という課題から生まれた商品とのこと。「今まで樹脂素材のファイルボックスはご好評をいただき、たくさん販売してきましたが、社内では環境へ配慮した素材の活用が永久のテーマでずっと研究しております。好評の25㎝幅のファイルボックスと同じモジュールで、安価なダンボール素材で作れないかを検討した結果、この商品が生まれました」(無印良品担当者)
さっそく組み立ててみました
組み立てにトライ。担当ライターは、取扱説明書を読まずに組み立て家具などを組み立てて、間違っていたことに気づき一からやり直すタイプですが、果たして?
このような平らな状態で売っています。ひとつの面に組み立て方法がイラストで描かれており、わかりやすい! 「組立時に取り除くパーツをつけたまま、タグとして活用したことで、パッケージが必要なくなりました」(同担当者)
底面はワンタッチで組み立てしやすい仕様になっているとのこと。平らな状態から両側に引っ張ると、このとおり、箱になりました。ものの1秒!
続いてイラストの手順どおり、不要な部分を2カ所はずします。切り取り線がしっかりあるので、それに沿って手を動かすだけできれいにはずれました。
後はフタになる部分を折り曲げるだけ。
完成です。
フタでなく本体と一体になっている観音開きの、この開閉システムがなんとも使いやすく、穴の中に指を入れて引けば簡単に開けられます。
閉めるときも手のひらで戻せばしっかりとフタが閉じました。
サイズ違いの「ダンボールファイルボックスフタ付き」約幅25×奥行32×高さ25㎝¥450(税込み)と並べたら、家具がなくても収納ゾーンがつくれます。
ストック食材が一時的に増えてしまった場合などにとても重宝しそうですね。
また、従来のファイルボックスパーツも使えるサイズなので、こうしてキャスターにのせて使うこともできるんです。
気になる方、ぜひお試しください。
【お問い合わせ先】無印良品 銀座 03-3538-1311 www.muji.net
撮影・文/新里陽子