収納名人・徳田さんのお宅は、ママだけが負担にならないような考え方や仕組みがいっぱい。キッチン収納を効率化するコツや、ストックにわずらわされないアイデアをご紹介します。
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キッチン収納を効率化すればきれいに片づく
キッチンのワークトップには、なるべくものを置かない主義。掃除がしやすく、きれいをキープできます。見えるところには、インテリア性を考慮し、すっきり見え、おしゃれなデザインのものを選んでいますが、見えないところは100円ショップなどのプラスチック製のかごで効率的にしています。
「手を伸ばす、振り返るなどのワンアクションだけで、必要なものにすぐ手が届く位置に置いています。使いやすい場所がどこなのか見極めて、日々改良。100円ショップなどの収納用品の中から、自分のお気に入りのタイプをいくつか決めておくと、このかごにはどのくらいのものが入るか、棚にはいくつ並べられるかなどの勘が養われて、ぴったりの収納方法が見つけやすくなると思います」(徳田さん)
見えるところは、イケアのボックスですっきりと統一
調理台から振り返れば、すぐに手が届く位置に、よく使う乾物類やふりかけなどを収納。イケアのヴァリエラのボックスで統一して、整然とした印象に。
ものを置かなければ、掃除もスムーズ
ものを置かないから、簡単な掃除ですっきりをキープ。「ものを置くときは、なるべくかごなどにまとめるようにすると、掃除のときにそのまま動かせてラクですね」
かごに用途ごとにまとめておけば、そのまま出し入れして使えます
吊り戸棚は、かごを使って効率的に。「手の届きやすい下段に、よく使う調味料などを、上段は用途ごとに仕切って収納しています。かごごと出し入れできるのも便利」
水切りザルは粘着フックで浮かして収納
料理のたびに使う水切りザルはDAISOのフックにひっかけて収納。「手が濡れたままでも、さっと使えて重宝します」
ストックにわずらわされないための小さなアイデア
徳田家は、 パパも積極的に家事を行う家事シェア派。「新しい調味料や洗剤を、夫が開封することも多いので、私がストックの数を細かく把握していくことが難しいんです。ですから、日用品は多めにストックを用意。そのぶん収納スペースも工夫しています」
うっかり買いすぎてしまっても、収納スペースがあれば安心。また、多めにストックを用意しておくことで、いざ使いたいときに「あれがない!」というストレスが減らせる工夫なのです。
デッドスペースを活用して、収納スペースの少なさをカバー
リビングの棚に調味料のストックを入れるなど、既存の収納スペースのデッドスペースになりがちな部分を柔軟に活用しながら、収納スペースの少なさをカバーしています。
スーパーの陳列棚をお手本に、足りないものが一目瞭然!
戸棚の中は、ストックの有無のわかりやすさを追求。洗剤類は、ひと目で不足がわかるよう、 スーパーの陳列のように棚の手前から奥まで同じ商品を何本か並べて置いてあるそう。
撮影/中林 香 取材・文/田島えり子 構成/長南真理恵
Mart2020年12月号
ママに優しい! 最新「収納雑貨」カタログ より